副業、兼業の脚本家

活躍している脚本家の副業、兼業

著名な脚本家はことごとく副業や兼業を持っていて、どれが主でどれが副か判断できないほどです。

宮藤官九郎は脚本家のほかにミュージシャン、俳優、映画監督、演出家などとしても活躍していますし、三谷幸喜は劇作家、演出家、映画監督など、橋田壽賀子や内館牧子は作家としても有名です。

執筆業の中でもっとも幅広いスキルを必要とすると言っても過言ではない脚本家だけに、脚本以外の執筆においても引く手あまたでしょうし、文字で映像の世界を表す才能は監督や演出でも生かされているのでしょう。

脚本家は、エンターテインメントの世界でも類まれなオールマイティーな存在だといえそうです。

会社員と脚本家の兼業

脚本家の仕事は、依頼が来るとあらすじ作り、ストーリーの肉付け、キャラクターの設定、脚本の執筆と、一定の期間、根をつめて考えたり書いたりする必要があります。

しかも要所要所でプロデューサーや監督のチェックを受けて何度も修正を繰り返し、時にはほとんど書き直さなければならないケースも生じます。

このような進行に対応しきるには、会社員との両立は難しいといっていいでしょう。

ただし、まだデビュー前の脚本家を目指している段階ではこの限りではありません。

普段の仕事はしっかりこなし、時間の許す時に脚本の執筆を行い、渾身作ができたらシナリオコンテストやコンクールに応募するというやり方です。

ある新進気鋭の脚本家は、ドラマの制作会社でアシスタントディレクターを務めながら脚本家を目指してシナリオ学校に通い、学内のコンペを勝ち抜いて脚本家デビューのきっかけを掴んだそうです。

脚本家の仕事が継続的に入ってくるようになると両立が難しくなったため会社を退職し、脚本の仕事に専念することにしました。

脚本家とその他執筆業の兼業

フリーランスのライターで、さまざまな執筆の仕事を請け負っている人の中には脚本も手がける人もいます。

コピーライティング、取材記事、そして脚本などをフラットに考え、スケジュールを調整しながらこなしています。

このように類似した仕事の兼業は、比較的両立しやすいといえるでしょう。