脚本家になるための勉強

学校や講座で学ぶ

日本のトップ脚本家たちは、人を引き付ける脚本を「センス」で書いています。

魅力的な脚本は方法論ではなく、その脚本家に備わっている経験やあらゆるスキルをもとに感覚的に編み出されているのです。

そうした意味では、脚本の書き方を人に教える、人から教わるというのはとても難しいことだといえるでしょう。

では、世の中に存在する学校や講座では何も学べないかといえば、そうではありません。学校・講座によって学べることをご紹介しましょう。

専門学校

映像やショービジネスに関する専門学校はたくさん存在しますが、「シナリオ学科」のようにピンポイントで脚本の書き方を学べる学校は皆無に等しい状態です。

「放送学科」「映画学科」「プロデュース学科」などで業界における知識を幅広く培い、放送作家やプロデューサー、ディレクター職など、まずは業界の仕事に就きたいと考える人にはとても役立ちます。

それぞれの職種でキャリアを積んだ後、脚本家に転身するのも決して遅くはありません。

シナリオ講座

日本脚本家連盟が主催する「日本脚本家連盟スクール」、日本シナリオ作家協会が主催する「シナリオ講座」、「シナリオの父」と呼ばれる脚本家の新井一が創設した「シナリオ・センター」が有名なシナリオ講座です。

中でも「日本脚本家連盟スクール」は専門学校に匹敵するほどの内容で、現役脚本家から本格的なノウハウが学べます。

その他、プロの脚本家が主催する講座は大小さまざまあります。

「センス」を培う

脚本家に求められるスキルは、文章力はもちろん、構想力、想像力、表現力など、挙げればきりがありません。

これまで生きてきた人生のすべてが、その脚本家が描く脚本に詰まっていると言っても過言ではないでしょう。

学校や講座で学べるものは形式などのノウハウや、正しい日本語の文法、「こういう場合はこうするといい」といったケーススタディ、優れた作品を評論する目を養うなど、脚本家に求められるスキルのごく一部です。

つまり、その人が持つ「センス」の大部分は、学校や講座で学べる以外のすべてのことだということができるでしょう。