公認会計士の大変なこと・苦労

独立性を保つ大変さ

公認会計士の仕事において、常に求められるのは「独立性を保つこと」です。

取引先の企業の監査を行う場合は、あくまでも第三者の立場から冷静に、経営状態や決算書をチェックしなければいけません。

万が一、決算書にウソや間違いがあるにもかかわらず「企業も大変だろうし、このぐらい見逃そう」と考えて指摘をやめれば、後になってそのことが発覚したときに、企業の信頼を損ない公認会計士としての責任問題にもなります。

しかし、このように客観的な視点で厳しく指摘を続けることは、公認会計士にとって想像以上のプレッシャーになります。

企業の人たちが長い時間をかけて作り上げた書類の誤りを指摘しなければいけないのですから、ときには渋い顔をされることもあります。

それでも「企業の人と仲良くなってしまったから…」「これぐらいたいした間違いじゃないから…」という自己判断で指摘をやめるわけにはいかないのです。公認会計士は、強い信念を持っていなければ務まらない仕事だと言えます。

地道で体力勝負な舞台裏

公認会計士というと「難関資格」で「高収入」だというイメージがあるためか、華やかな仕事だと思っている人もいるのではないでしょうか。

しかし実際は、とてつもなく地道な作業を必要とされる仕事です。毎日、膨大な数の財務書類を相手にしながら、細かい数字とにらめっこをすることになります。

決算期のような忙しい時期には、朝から晩までこうした作業が続くうえに休日もなかなかとれません。長い時間、集中力をきらせることなく、地道な作業を積み重ねていける忍耐強さが必要とされる仕事なのです。

また、公認会計士の監査業務には出張がつきものです。ときには地方や海外の企業に出張することもありますし、長期にわたる出張になることもあります。この職業には、意外と体力勝負、という一面もあるのです。