夜勤を含むシフト制勤務が基本
航空機は早朝から深夜まで離着陸を繰り返すため、空港で働く整備士は24時間の交代制で働くのが一般的です。
勤務時間帯は会社によってまちまちですが、たとえば3交代制をとっている会社では、8時〜17時、14時〜23時、23時〜翌8時などのシフトがあり、1日目は早番、2日目は遅番、3日目は夜勤、4日は夜勤明け、5・6日目は休み…といった形を繰り返して働きます。
労働時間は1日平均7.5時間〜8時間程度となっています。
日によって残業をすることもありますが、交代制勤務をとっていることから、残業時間はさほど多くない職場が多いようです。ただし、急を要する整備が入った場合やトラブル時には、夜中に呼び出されることもあります。
また、ときには別地方の空港へ出張が入ることもあります。
整備会社以外の航空整備士
警察や消防など整備会社以外で働く整備士も、平日朝から夕方まで勤務する通常勤務に加え、24時間体制を交代で働くシフト制勤務の両方があります。
どの職場でも航空機にトラブルがあればすぐに対応できるよう、昼夜問わずに整備士を配置しているケースが多くなっています。
休日・休暇
週休2日制、もしくは月に8日〜9日程度の休みとなっていることが多いです。航空機は平日も週末も関係なく飛ぶため、整備士の休みも土日祝日にとれるとは限らず、不規則なものとなります。
お盆や年末年始のときであっても、航空機の整備は欠かせないため休めるとは限りません。
なお、有給休暇に関しては、入社半年後から1年目で10日程度付与されるほか、一般的に夏季休暇や特別休暇、結婚休暇などが設置されています。