航空管制官加納 雅之さん

1988年8月11日生まれ。高校卒業後、航空保安大学校・航空管制科へ入学。2年間の研修を経て、東京航空局成田空港事務所に赴任。2015年現在、現職7年目。

座右の銘:有言実行

勤務時間はどのようになっているのですか?

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成田空港事務所の航空管制官は、主に「早番、遅番、夜勤」の時間帯に分かれて24時間をカバーしています。

早番の場合、出勤時間は7:45です。そこから15分ほどかけて、当日の気象状況や滑走路の運用、誘導路の閉鎖や工事状況等に関する情報を集めます。

8:00になると「ブリーフィング」というミーティングのようなものが始まり、集めた情報をチームで共有します。

8:15から管制塔業務がスタートし、そこからは45分間ごとに交替し、先ほど挙げた業務を全員で回していきます。

45分間の仕事を何度かこなすと、どの席にもつかない時間(休憩)が45分間入るので、そこで昼食をとります。

こうした流れで15:00まで管制塔業務を行い、そこから勤務終了となる16:00まで、訓練をしたり、規定類を見たり、「デブリーフィング」(その日にあった事例を共有したり話し合ったりすること)を行います。

遅番、夜勤のスケジュールについても教えてください。

遅番は12:00に出勤し、管制塔へは13:30に上がります。夜勤は19:30に出勤し、ブリーフィング後、管制塔に上がります。

勤務サイクルは基本的に「早番→早番→遅番→夜勤→明け→休み」となっていますが、夜勤がないサイクルの場合もあります。

残業はあるのですか? また、休日の状況はどのようになっていますか?

私たちの仕事は、すべてその場で行うため「仕事を溜める」という考え方がありません。したがって、ほとんど残業になることはありません。

また、比較的休日はとりやすい環境だと思います。夜勤のないサイクルのときは、最大で3日休みが続く場合もあります。

仕事のやりがいはどんなところにありますか?

航空管制官の仕事は、事故が起きなくて当たり前の世界です。

1日の業務が終わった後、「今日も何もトラブルなく、効率的に仕事が終わったね」とチーム全員で話し合っているときはホッとしますし、最もやりがいを感じる瞬間です。

毎日一緒に働くチームはメンバーが決まっているのですか?

はい。同じ時間に2つのチームがいることもありますが、基本的には同じチームのメンバーで動いていきます。

ちなみに、私は自分のチームの中では一番年齢が若いのですが、上は50代後半の方もいますし、他のチームには60歳を超えている方もいます。

成田空港事務所には現在70人弱の管制官がいますが、別の場所にある「東京コントロール」といわれる東京航空交通管制部には、300人以上もの管制官が所属しています。