航空会社社員に必要な資格、スキル

職種によって求められるスキルは異なる

航空会社ではさまざまな職種の人が働いており、そこで働くうえで必要な資格やスキルについても、職種や担当する仕事によって異なります。

たとえば、最もわかりやすいのは客室乗務員(CA)です。

JALが実施している2017年度の新卒採用では、学歴などと並ぶ応募資格のひとつとして「TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有する方」と掲げられています。

なお、同年度のANAの新卒採用ではTOEICのスコア基準は応募資格になっていませんが、過去には同様の内容が応募資格のひとつになっていたこと、既卒ではやはりTOEC600点以上が応募資格になっていることから、JALと同レベルのスキルが求められると考えることができます。

TOEICのほかにも、英語力であれば英検やTOEFL、中国語であれば中国語検定や新HSK、旧HSK、韓国語であればハングル能力検定やTOPIK、KLPTはアピール材料となります。

航空会社は国際線の運航や、空港勤務の場合は外国人とコミュニケーションをとる必要があるため、英語力をはじめとする語学力については、客室乗務員以外でもプラスに評価されることが多いようです。

総合職では特別に必要な資格はなし

一方、総合職の場合には、入社時点で必要とされる資格はとくにありません。

技術職の場合は、大学や大学院の理系学部・学科を出ている必要がありますが、特定の資格が求められることはないようです。

ただし、地方の一部の航空会社では、自宅から空港までのアクセスの関係で自動車免許が求められることもあるようです。

総合職は、入社後に本人の素養や希望などを踏まえて各部門へ配属し、多様な業務を経験します。

資格をまったく持っていなくても、熱意や人柄が認められて自社にふさわしい人物であると認められれば、採用される可能性は十分にあります。

自社養成パイロットは入社後に資格を取得

パイロットは特殊な職業であり、航空機を操縦するために「事業用操縦士」や「定期運送用操縦士」などさまざまな資格が必要となります。

ただし、これらは自社養成パイロットの採用区分で採用された場合には、入社後に所定の教育を受けて取得していくことになります。応募時点で必要とされるものはとくにありません。