回答者:SPITZ_LOVERさん(女性/44歳)

職業名:高校教師 / 現在の状態:現役 / 経験年数:9年

仕事内容
東京都内の私立高校で、非常勤講師として美術を教えています。生徒の数は、一クラス40人程度、一学年16クラス。 美術は、一年生だけ授業があり、選択制で、講師2人で持つため、私の持ち時間は週8時間〜10時間です。
仕事のやりがい
美術は、他の教科に比べて教師のアイデアで授業を組み立てる自由度が高く、生徒が「美術って面白い」と感じてくれるような授業をできたと感じられたときは、やりがいを感じます。 例をあげると、卒業した生徒がデザイン系の会社を立ち上げ、先生の授業で面白味に気づいたから、と言ってもらえたことが、とてもうれしかったです。 とくに、小、中で美術に対して苦手意識をもってしまった生徒にも、美術は実は論理的に組み立てて丁寧に作業をすれば、絵が上手に描けなくても素晴らしい作品ができるものであること、また絵画の世界では現実にとらわれず、岩が宙に浮いたり、手のひらにライオンが乗ったりしてもいい、という美術本来の楽しさを知ってほしいと思いながら授業を研究しています。
覚悟しておいた方がいいこと
実は、授業というのは楽をしようと思えばいくらでもできるものです。しかし、生徒は教師のそういった面をすぐに見抜き、絶対についてきてはくれません。 授業はいつでも真剣勝負です。私の尊敬する上司は「ひとつひとうの授業に命をかけてください」と常々おっしゃっています。 ときどき、他校の教員がネットに授業や生徒作品の写真を載せているのを見かけますが、そういった行為は慎まなければいけないと私は思っています。 ネットでの発言などには特に注意が必要です。最近の生徒の中には、ラインやツィッターなどで教師のアカウントを特定して発言を晒したり、中傷したり、といったことを悪いことと思わない子もいます。 そういった、学校外での問題にも、冷静に対処する必要があります。
給料・待遇
時給2000円スタートで、現在は2900円です。月5週で計算し、週のコマ数×時給×5の月収制です。週10コマで12万程度です。 ボーナスが年3回ありますので、年収にすると160万ぐらいです。美術は補習授業や受験対策の集中授業がないため、夏、冬、春はお休みですが月収は支払われます。他の教科の先生には申し訳ないです。
この職業の恋愛・結婚事情
私の場合は、子どもが学校にあがってからの採用だったので、夫とは以前の職場(デザイン会社)の職場結婚です。美術系は、大学時代の友人、知人と結婚する場合が多いのではないかと思います。 ただ、知る限りでは男性教員は卒業した教え子との結婚も、よく聞くことではあります。
この職業を目指す人へのメッセージ
私は、他の職業を経てから教員になったほうが、よりよい教師になれるのではないかと感じています。 また、子育ての経験も生かされるものです。生徒への愛情が違います。 とてもクリエイティブで、やりがいのある仕事ですので、一度の挑戦であきらめずに、教員を目指してほしいと思います。

仕事体験談