高校の国語教師になるには

中学の免許と併せて取得することが多い

高校の国語教師になるためには、他の教科同様、教職課程の設置されている大学に進学し、高等学校教諭一種免許状(国語)を取得することが必要です。

多くの人が、中学校教諭一種免許状と併せて取得しています。

中高両方の免許を所持していることで中高一貫の私立学校に就職することを考えた時に担当学級を選ばずにすむため、採用の際に有利な条件になります。

専門を何にするか

高校国語の免許は教育学部の国語教育専攻か文学部の国文学専攻で取得するのが一般的です。

教育学と文学、どちらをメインに学びたいかを各々が選択し、進学先を決定することになります。

どちらが有利ということはありませんが公立の採用試験で課される教職教養の内容は、教育学部出身者にとって比較的なじみのあるものであるといえます。

文学部ではその名の通り、上代から近現代に至るまでの文学を深く学ぶことになります。

中学の国語に比べて細分化され、より詳しい学習内容を指導することになる高校の国語教員として実際に教壇に立った際に生かせる知識を修得することに徹することができます。

その他、中国文学専攻、漢文学専攻でも中高国語の免許を取得することができます。

専門が漢文である国語教師はそれほど多くないため貴重な人材となります。ただし現代文や古文の指導も行うことになるため自主的な学習が必須です。

コマ数の多い教科

高校の国語は国語総合、古典、現代文と細かく分かれており、それぞれ単位数も多く、どのクラスもほぼ毎日授業があります。

したがってどの学校も国語科の教員は他の教科に比べて多く在籍しているのが一般的です。私立学校の求人も常時出ているため、選択肢は比較的多いといえます。

公立学校の場合、多くの自治体が全科目共通で定員を発表しているため、科目別の倍率は出ません。

内訳としては主要5科目の志願者が多くの割合を占めていますが、それだけ採用数も多いものと考えられます。

また自治体の中には中高一括募集を実施しており、中学校の免許がなければ出願できないところもあるため、注意しましょう。

あらゆる文章の添削を任される

国語の教師ならではの特徴として他の教師から文章の添削を頼まれる機会が多いということが挙げられます。

通知表や指導要録を始め、各種便りや進路活動における推薦書など文書作成は教員の主要業務の一つです。

そしてその最終チェックを国語の教師が担当することになることがほとんどです。そのため一定水準以上の文章力が求められます。

これは大きなやりがいであると同時に責任感を要する業務であるといえます。

試験問題の作成、採点に一苦労

国語科の教員が苦労することの一つに定期試験や入学試験の問題作成、採点に労力を要するという点があります。

もちろんどの教科も細心の注意を払って問題を作成しますが国語の場合、教科の特性上、記述問題の作成や採点が多くなってくるため、他教科より時間を要します。

試験の時期には連日帰宅が遅くなることも珍しくありません。

仕事体験談