航海士のやりがい、魅力

大自然の中で

海を相手に仕事をする航海士は、大海原のど真ん中でその技量を試されることになります。

海の気象条件や、潮流は常に変化しとどまることがありません。時化るときもあれば台風に遭遇することももちろんあります。

さまざまな困難を乗り越えていくうちに、前回の航海でできなかったことが次回の航海では対処できるようになる。

そういう瞬間に感じる喜びはとても大きなものです。

ルーティンワークが苦手な人にとって、刻々と変化し生じてくる問題に対処してくことはある意味爽快な感じがするものです。

チャレンジのし甲斐がある

日本は学歴社会だという人もいます。確かに就職してからも、どこの大学出身であるかが問題にされることは少なくありません。

船の世界でもその傾向はあり、商船大学や国立の船員養成学校の出身者がエリートと呼ばれることもあります。

でもそればかりではないのが、船の仕事のいいところなのです。

自らの努力で道を切り開き、もちろん上級試験にも挑戦し、コツコツと乗船実績を積み続ければその努力は正当に評価して貰えることでしょう。

学校で学ぶことはもちろん大切ですが、乗船中の訓練や船員仲間との共同生活の中から学び取ることもたくさんあるからです。

エリート学校の出身ではないと即出世の望みが絶たれるのではなく、乗船中の勤務態度で挽回をはかれるという点で航海士は夢のある職業だといえます。

誇りを持って仕事ができる

外航船に乗船すると、海外のさまざまな港を巡ることになります。

普段の生活では出会えなかった人と知り合い、珍しい土地に訪れ名産物の食べ歩きができるのも航海士ならではの楽しみと言えるのではないでしょうか。

旅客フェリーで勤務する場合には、乗船してくれたお客さまと接する機会もあります。

危険と隣り合わせの仕事ですが、逆に言えばお客様を安全に目的地まで運ぶことは航海士のやりがいでもあるのです。

航海中にトラブルが生じても、それに対応できるのは乗り合わせた航海だけです。

人の命を預かっているのだと言う自覚と誇りをもって仕事ができるのはとても嬉しいことなのです。