航海士に向いている人、適性

航海士に向いている人とは

航海士にとって船上が職場であり、住処であり、すべての人間関係をつかさどる場所であります。

もちろん海が好きで、海の生き物を見られることに喜びを感じられるのはよいことです。

しかし、航海士の仕事は極めて特殊な面をもっており、目的地が海外である航海に出るとその後数ヶ月間は船上での生活を余儀なくされます。

海が嫌いなのに航海士を目指す人は稀かもしれませんが、船酔いしやすい体質の人は要注意です。

かなり大型の船であっても海が荒れた場合、24時間揺れが続き、乗っている航海士は体力を大幅に消耗します。

気分転換に船から降りるわけにもいかず、目的地に到着するまで単調で忍耐の要る基本的な作業の繰り返しに耐えることになります。

しかし、仕事の特殊さゆえに普通ではできない体験もたくさんすることができます。イルカの群れが船を併走して泳ぎ、くじらの潮吹きの音を間近できくこともできるかもしれません。

さえぎる物が何もない水平線に沈む夕日を眺め、満天の星空を満喫できるのはこの職業の特権でしょうか。

責任感の強さ

航海士が任される仕事は、重油を運ぶタンカーの操縦であることもありえます。

万が一操縦ミスでタンカーが座標することになれば、重大な環境汚染を引き起こし、乗組員の命を脅かし、社会的な責任を問われる事故に繋がってしまうのです。

さらに、船は高価な装備を備えており損害も莫大になってきます。

自分のミスが重大事故につながってしまうかのうせいがあるという重圧にしっかり応えることのできる、責任感の強い人物が航海士に向いているのです。

統制力が必要

一つの船には複数名の航海士が乗船し、24時間体制で運航を行います。

船員に的確に指示をだし、安全な航海を行うためには統制力と総合的な判断力が求められます。

年の若い航海士にとって実はこの部分が最大のネックになることもありますが、共に生活をおくり業務を懸命にこなしていくことで、おのずと信頼関係が生まれていくことでしょう。

年長者の航海士の行動をよく観察し、もちろんコミュニケーションを円滑にしつつ統制力を培っていくことがもっとも大事なこととなってきます。