航海士の給料・年収

給与水準は高い

自分がどの職に就くかを考えるとき、まず給与がどのくらいであるかを重要視する人は多いのではないでしょうか。

航海士の給与は、一般企業に比べてかなり高く設定されています。新卒の航海士の初任給が30万円を超えることもそう珍しいことではありません。

しかし、高給がもらえるにはそれだけの理由があります。

航海士の仕事内容は常に危険と隣り合わせであるだけでなく、責任の重さも飛びぬけています。

そのような責務に耐えることのできる人しか航海士の仕事は勤まりません。

航海士の中には、船長を筆頭に1等から3等までに級わけされた階級が存在します。階級が高いほど給与も高くなりますが、仕事に対する責任と重圧は増すこととなります。

船長クラスになると給与はかなり高く設定されるため、年収が1000万円を軽く越すことになります。

船上で寝泊りする勤務体制によって、生活費や光熱費がかからないだけでなく飲みに行くことも外食することも出来ないため、自然と貯金額が増えていく傾向にあります。

さらに、勤務する会社によっては海上での勤務と陸上での勤務を交互に数年ずつ繰り返すこともあります。

危険な作業を伴う海上での勤務中には給与にプラスして、さまざまな手当てが加算されます。

手厚い補償を受けられる

その他の仕事と比較しても、危険な作業の多い航海士の仕事には船員保険と呼ばれる独自の保険制度が用意されています。

また年金制度についても、一般の厚生年金や国民年金とは違った独自の制度があることから、保険や年金の補償は手厚く行われているといえます。

航海士の勤務体制は極めて特殊で、乗船する船によっても大きく変わります。

たとえば、3ヶ月乗船した後1ヶ月の休暇を取ることになります。この休暇中はもちろん給料が支給されます。

一度航海に出ると陸地での生活とは切り離されてしまうため、私生活との両立が難しいのが航海士の悩みの種でもあります。

大海原にアンテナは立っていないので、気軽に恋人にメールすることもできないのです。

もちろん携帯電話は繋がらず、給油のために立ち寄った港に停泊しているときが唯一のチャンス、なんてこともよくあります。