皇宮護衛官になるには

皇宮護衛官採用試験を受験

皇宮護衛官になるには、人事院が行う皇宮護衛官採用試験に合格し、採用される必要があります。

皇宮護衛官採用試験には、「大学卒業程度試験」と「高校卒業程度試験」があり、それぞれ年齢制限などの受験資格が設けられています。

試験は一次試験(筆記試験)と二次試験(面接や体力検査など)の二段階で実施され、2012(平成24年)度の場合、大卒の試験は6月〜7月、高卒の試験は9月〜11月にかけて実施されています。

採用予定人数が少ないということもあり、倍率は非常に高くなっています。平成24年度の高校卒業程度試験の倍率は約114.4倍、大学卒業程度試験の倍率は66.1倍でした。

皇宮護衛官採用試験の難易度、合格率

試験制度の変更

「大学卒業程度試験」がスタートしたのは平成24年度からで、それに伴って、一定以上の英語力や乗馬、テニスなどのスキルや資格を持つ人を対象とした「スペシャリスト試験」は廃止されました。

また、平成24年度には武道有段者(柔道二段、剣道三段以上。そのほか細かな規定あり)を対象とした「皇宮護衛官(武道有段者)専攻採用試験」も実施されています。

採用に関する詳細は毎年変わる可能性があるため、皇宮警察本部ホームページや人事院ホームページなどで確認してください。

皇宮護衛官としての採用後

皇宮護衛官としての採用が決まると「皇宮巡査」として任命され、まずは東京の皇居内にある皇宮警察学校に入学し、大卒者は6ヵ月間、それ以外の人は10ヵ月間の訓練と初任教養を受けます。

皇宮警察学校では法学や柔道、剣道に加えて、和歌、書道、華道、茶道、英会話などの知識も学ぶことになります。全寮制で、集団生活を行いながら皇宮護衛官としての心構えを徐々に身につけていきます。

皇宮警察学校を卒業すると護衛署で約3ヵ月間の実習を行い、再び皇宮警察学校に入校。そこでは2ヵ月間の初任補習科を経て、いよいよ配属が決定します。

主に皇居と赤坂御用地での勤務となりますが、そのほかに、下記の場所で勤務することもあります。
東京都(常盤松御用邸)、京都市(京都御所・大宮仙洞御所・桂離宮・修学院離宮)、奈良市(正倉院)、栃木県(那須御用邸・御料牧場)、神奈川県(葉山御用邸)、静岡県(須崎御用邸)