皇宮護衛官の配属先

皇宮警察学校の卒業後

皇宮警察学校を卒業すると、まずは実戦経験を積むために皇居もしくは赤坂御用地内の護衛署に配属されます。護衛署で約3ヵ月の勤務を行ったのち、再び皇宮警察学校に戻り、初任補習科生としてさらに2ヵ月〜3ヵ月間の勉強と訓練を行います。

それが終わると能力や適正などに応じて配属先が決まり、いよいよ皇宮護衛官として本格的な業務に就くことになります。

配属先はさまざま

皇宮護衛官が配置される護衛署には、坂下護衛署、吹上護衛署、赤坂護衛署、京都護衛署の4つがあります。それぞれ担当区域が異なるのが特徴です。

・坂下護衛署(東京):皇居のうち宮殿および皇居東御苑などの警備
・吹上護衛署(東京):皇居のうち御所、賢所などの警備
・赤坂護衛署(東京):赤坂御用地(東宮御所・各宮邸など)および常盤松御用邸の警備
・京都護衛署(京都):京都御所、大宮仙洞御所、桂離宮、修学院離宮および正倉院(奈良県)の警備

また、神奈川県の葉山御用邸や栃木県の那須御用邸・御料牧場、静岡県の須崎御用邸も勤務地に当たります。

はじめは東京にある3つの護衛署のいずれかで勤務するのが一般的ですが、その後は本人の希望や能力、適正に応じて、より専門的な仕事に就くことも可能です。

たとえば、馬に乗って護衛を行う騎馬隊員や白バイ隊員を目指すことも可能ですし、特別警備隊と言われる突発対応時に対応する部隊もあります。

また、経験を積んでいき高い能力と適正が認められれば、皇族のすぐそばでお護りする側衛官になることも夢ではありません。