国税専門官の仕事内容

国税専門官とは、国税庁や税務署に所属し、税金のスペシャリストとして、税金に関する調査や指導を行う国家公務員のことです。

国税専門官は納税者と国庫を繋ぐ税の専門家であり、税務行政の現場に立って国の財政基盤を支える大切な役割を担います。

国税専門官の種類と仕事内容

国税専門官はその仕事内容によって以下の3種類に分けられます。

<国税調査官>
国税調査官は納税者である個人や企業を訪問し、適正な税金の申告がされているか調査する仕事です。申告が適正でないと判断された場合には、納税者に対して確定申告などの指導を行います。
国税調査官の仕事内容

<国税徴収官>
国税徴収官は滞納された税金を徴収する仕事です。定められた期限までに納付されず滞納されている税金の催促や財産差し押さえなどの滞納処分を行います。
国税徴収官の仕事内容

<国税査察官>
国税査察官は主に脱税に関する調査、刑事告発を行う仕事です。脱税の金額が大きかったり悪質だったりする納税者に対して、裁判所から許可状を得て、家宅捜査や差し押さえなどの強制捜査を行います。国税査察官は、通称で「マルサ」とも言われています。

国税査察官が不正を発見した場合には、刑事罰を求めるために検察官に告発をします。なお、平成23年度の国税査察官による着手件数は195件、告発件数は117件となっています。
国税査察官の仕事内容

国税専門官に求められるもの

国税専門官は税・法・会計に関する知識が重要であるのは言うまでもありませんが、粘り強さや精神力が必要になるシーンも多いと言われています。

また、近年では高齢者の相続税脱税が非常に多く見られ、その背景には不安定な社会保障制度があると言われています。

税務行政はそうした世相を反映したケースが多々見られますので、時代の変化に対応する柔軟性も必要です。