国連職員の資格

資格は必要?

国連職員になるために何か必要な資格、有利な資格はあるのでしょうか。国連職員として、一般的に最低限必要とされるのは、語学力と学位、その学位の専門性です。

何かの資格、TOEICやTOEFLの高得点が直接的な評価に繋がるということではありません。国連職員の場合、「資格」というよりは、「条件」 と捉えたほうが適切です。

語学力は必須

まずは、「語学力」です。国連職員は、スイスやオーストリア、ケニアにある国連グローバル事務局の他に、下部組織や国際機関での任務につくこととなります。

そこは、問題解決を望まれる世界各地のフィールド(現地)であることが多いのです。そのため、国連では応募条件として、語学力を挙げており、「英語またはフランス語に堪能であり職務遂行が可能であること」としています。

ちなみに国連の公用語は、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語、中国語ですが、すべての言語を習得する必要はなく、また現場であっても複数の言語が必要とされるわけではありません。

まずは、英語もしくはフランス語を流暢に話せることが大切ですので、言語という条件をクリアするために、1つの言語に力を注ぎましょう。

修士以上の学歴と専門性

学士でも応募できる試験もありますが、実際には、海外の大学院在学中であったり、MBA など修士号以上の学位を持っていることがほとんどです。なぜならば、国連職員は「専門性」 が重視されるためです。

「専門性」 とは、国連各機関で必要とされる専門的で高度な知識と能力を持っていることで、機関と求める職種によりさまざまです。

「専門性」とは、経済・会計・法律・政治・行政・農業・広報・開発・ロジステクス・調達・ITなどで、たとえば、会計の仕事で貢献したいと思うならば、大学の専攻も経営や会計を学んだり、CPA(米国公認会計士)などの資格を取得することが有利になります。

国連で○○をしたい、○○の分野で貢献できるという専門分野を持てるよう、大学や大学院の専攻を考えることが必要です。このように国連は、一貫性を重視しており、大学の専攻と職務経歴が一貫していて、即戦力になることが求められています。

「何がしたいか」から学校を選ぶ

他には、大学では広く国際関係学を学んでいても、大学院では国際関係の中でもより専門的な特定分野で専門性を高め、その専門性を活かした職歴を持っていれば、国連職員に採用の可能性はあるということも言えます。

これら、「語学力」 「学位」 「専門性」をの条件を満たせるよう、自身のやりたいこと、貢献したいことを整理し情報収集したうえで、今後の専攻や仕事を決めた方が、国連職員への道が開けるのではないでしょうか。