国家公務員の高卒と大卒の違い

初任給には差が出る

国家公務員は、大卒以上の学歴を持つ人もいれば、高卒で国家公務員採用試験を受験して採用される人もいます。

基本的に、大卒者であれば大卒程度の難易度となっている「総合職試験(大卒程度試験)」あるいは「一般職試験(大卒程度試験)」を、高卒者であれば「一般職試験(高卒者試験)」を受けることが一般的となっています。

この試験区分による大きな違いのひとつとして、「初任給」が挙げられます。

たとえば平成27年度の場合、同じ「一般職」として採用された国家公務員でも、

・大卒程度試験:174,200円(行政職俸給表(一)1級25号俸の場合。諸手当は含まず)
・高卒者試験:142,100円(行政職俸給表(一)1級5号俸の場合。諸手当は含まず)

といったように、大卒程度試験合格者のほうが若干高く設定されています。

キャリア官僚を目指す場合は大卒以上が前提

国家公務員の中でも、国家公務員総合職試験で採用される、いわゆる「キャリア官僚」になりたいのであれば、大卒以上の学歴を持っていることは必須といえます。

もちろん、受験資格を満たしていれば誰でも総合職試験を受けることはできますが、実際には東大をはじめ、超難関大学および大学院に通っている人が採用されるケースが多いのが実情です。

総合職として採用された人は、他の国家公務員よりも若いうちから多様な業務を経験するため出世が速く、その分だけ給料が上がるペースも速いとされています。

一般職として採用された高卒の人も、勤続年数や職務成果などによって給料は徐々にアップしますが、キャリアと比べれば出世には限界があります。

専門職で採用された場合

専門職試験の場合、たとえば「皇宮護衛官」のように、同じ職業であっても大卒と高卒でそもそもの採用区分が分かれている試験もあります。

こうした職に就く場合も、学歴によって初任給には数万円程度の差がついていますが、その後の昇任に関しては学歴関係なく、指定の年数勤務することで昇任試験を受けることが可能です。