国会議員になるには

総理大臣の2つの条件

総理大臣になるには2つの条件があります。国会議員であることと、文民であることです。文民とは、「現役の自衛官ではないこと」を意味します。

衆参いずれの国会議員でも総理になれますが、総理は衆議院議員から選ぶのが慣例になっているため歴代の総理は全て衆議院議員です。

したがって、総理大臣を目指すなら、まずは衆議院議員になることを考えましょう。

総理大臣になるまでの過程

さて、総理大臣は、国会議員の投票による「首班(しゅはん)指名選挙」で指名され、天皇によって命名されて晴れて正式にその座につきます。

衆参両院それぞれで総理大臣を指名しますが、両院で指名を受けた人が違う場合は、衆議院の優越規定により、衆議院で指名された人が総理大臣となります。

総理大臣になるには首班指名選挙で多数の支持を得なければならないので、最大勢力である政党の党首になるのが、もっとも確実な総理大臣への道といえます。

なお、自民党政権が安定していた時代には、当選10回、財務相、外相、経産相などの主要な大臣(閣僚)の経験が総理になる条件とされていましたが、政権交代など政界が流動的になった今、条件は問わなくなったようです。

安倍晋三首相は、当選5回、自民党の幹事長は経験したものの、閣僚経験は官房長官のみで総理に就任しました。

大臣になるには

それでは大臣になるにはどうすればいいのでしょうか。

大臣は、その半数以上を国会議員から選ぶことになっています。規定では半数以上ですが、実際には大臣のほとんどが国会議員で、民間からの登用はごくわずかです。

大臣を任命するのは、総理大臣。復興庁が廃止されるまでの間、大臣の人数は15人以内と決められていますが、必要があれば、3人まで増員し18人以内にできます。

基本的に大臣は、総理の所属政党の国会議員から選ぶので、大臣を目指すなら、最大勢力である政党の国会議員になることが大臣就任への第一歩となります。