騎手になるには

現在の年齢が17歳以下でなければ厳しい

競馬の騎手になりたいと思っている人は、今すぐ、次の2点を確認する必要があります。

まず、ひとつ目は、現在の年齢が17歳以下かどうかです。

騎手になるためには、騎手免許の試験に合格する必要があります。騎手免許の試験を受けるには、競馬学校の騎手過程に入学して勉強しなければなりません。

その騎手過程の入学条件は、中学卒業以上で、「20歳以下(地方競馬)」あるいは「20歳未満(中央競馬)」となっています。しかし、18歳以上の合格者はほとんどいません。

実際、高校の卒業を待って入学試験を受けるのでは遅いといわれています。できれば、15歳か、16歳、遅くとも17歳までに競馬学校の入学試験を受けなければ、騎手になるのは難しいです。

ただし、競馬学校に入学できなくても、厩舎に就職し、調教や騎乗を習い、騎手免許試験を受けるという方法はあります。ですが、競馬関係の法律や馬に関する学問まで独学で勉強するのはかなり大変です。

体重が制限以内でなければ不合格

今すぐ確認することの2つめは、体重です。

競馬学校の騎手過程への入学条件に、体重制限が設けられています。年齢によって、「44.0㎏以下」から「46.0㎏以下」まで細かく区切られています。

入学試験の体重測定で、この制限体重を超えていると、その時点で不合格になります。現在の自分の体重が制限以下か、入学試験日までに制限以下に体重を落とせるか、確認することが大切です。

JRA競馬学校と地方競馬教養センター

競馬学校は、中央競馬と地方競馬のそれぞれに設置されています。中央競馬が「JRA競馬学校(千葉県白井市)」で、地方競馬が「地方競馬教養センター(栃木県那須塩原町)」です。

JRA競馬学校は3年間、地方競馬教養センターは2年間通うことになります。

入試倍率は、どちらも10倍前後と狭き門ですが、JRA競馬学校に合格する方が難しいといわれています。

じっさい、JRA競馬学校の受験の方が先に実施され、こちらで不合格になると、地方競馬教養センターの入試を受ける受験生が多いです。

JRA競馬学校の卒業生は、中央競馬の騎手免許試験を受験します。また、地方競馬教養センターの卒業生は地方競馬の騎手免許試験を受けます。

地方競馬で経験を積めば、中央競馬の騎手免許試験を受け、中央競馬に移ることはできます。

乗馬経験の有無は問われない

JRA競馬学校、地方競馬教養センターとも、入学試験の際、乗馬経験の有無は問わないとしています。

どちらの入学試験でも、じっさいに馬に乗る審査がありますが、乗馬技術のレベルより、騎手としての適性や馬に対する態度などが審査対象となっています。

騎手試験の受験資格と試験内容

入校に関しては筆記試験があり、騎手としての適性検査も行われますが、中央競馬の騎手と地方競馬の騎手とでは若干試験内容が異なります。

競馬学校入校後は競馬のレース、馬についての知識、実際に馬を乗りこなすための実技練習などがあります。騎手としての知識、技術を身に付けて卒業すると、今度は騎手免許試験が待ち構えています。

馬やレースに関する問題、実技試験、体力測定、適性検査などが行われ、すべての基準をクリアすると騎手として認められます。