気象予報士の役割

気象のプロフェッショナルとして

現代社会ではさまざまな技術が発展し、人々の暮らしはずいぶんと便利になりました。

しかし、そんな時代になっても決して人間がコントロールすることができないのが自然です。

「スポーツの大会があるからこの日のこの地域だけ晴れにしよう」「今年は水不足だから雨を多めに降らせよう」なんていうことは、誰にも絶対に実現できないのです。

そんななかで、できる限り自然の動きを早めに察知して何が起きるのかを明らかにすることができるのが、気象予報という素晴らしい技術です。

気象のプロフェッショナルである気象予報士はこの大切な予報業務を行うことで、漁業や農業など自然を相手に働いている人たちの仕事を支えたり、旅行や運動会などのイベントを安全に実現するために力を貸したりしています。

自然がコントロールできなくても、自然に合わせて最大限に生活をコントロールすることで、私たち人間は豊かで安全な生活を送ることができるのです。

気象予報士はそんな生活の陰の立役者といえるのではないでしょうか。

命を守るための戦い

最近の日本は、局地的な大雨に季節外れの台風や大雪など、過去に経験したことがないような気象条件と対面しています。いわゆる「異常気象」と呼ばれているものです。

このことが大規模な土砂災害の発生や交通事故につながって、人々の尊い命が失われてしまうという悲劇も起きました。

そんな自然災害による被害を自分たちの手でなんとか最小限に抑えたい。そんな思いで、気象予報士は常に仕事と向き合っています。

局地的な大雨が来ることが的確に予報できれば、事前に危険地域に警報を出すことができ、人々を避難させることができるのです。

一分一秒でも早く、的確に、予報をすること。それが気象予報士に課せられた重大な使命です。

大きな責任の伴う仕事ではありますが、気象予報は人々の命を守るための戦いでもあるということを肝に銘じて、気象予報士は日々の業務と向き合っているのです。