気象予報士のつらいこと・大変なこと・苦労

気象予報士のつらいこと・大変なこと

気象予報士の資格は合格率が低く「難関資格」のひとつとして知られています。

資格を取得するまでには多くの勉強が必要ですが、試験に合格して資格を取得した後も一生勉強を続けなければいけません。

気象はその年や地域によって大きく変わり、とくに近年は地球環境の変化の影響もあり、人類が過去に経験したことがないような異常気象が続いています。

どうしてこのような気象になったのかという分析や、今後どのような気象が予測されるのかについてはまだまだ科学で解明されていない部分も多く、気象予報士たちは日々勉強をしたり意見交換をしたりしながら解析をしています。

気象のプロフェッショナルとして活躍するためには、常に新しい知識を習得し続ける努力が欠かせず、一生気象の勉強を続けていきたいという覚悟がなければやっていけない職業です。

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気象予報士の悩み

不規則な生活

気象予報士は体力が欠かせない仕事でもあります。

気象予報業務を担当する人は、24時間体制で勤務をすることも少なくなく、会社に泊まり込みで働くということも当たり前の世界です。

また気象予報士は季節や時期によって忙しさがまったく異なり、毎年台風が来るシーズンと、比較的穏やかな天気の続く10月から11月では仕事の分量が大きく変わります。

気象条件は24時間365日常に変化し、人間の暮らしや生命に多大な影響を及ぼすことがあるため、自分の都合で気象の監視や分析を休むことはできないため、体力がなければ続けることは難しいでしょう。

結果が目に見える仕事

近年では天気予報の精度もかなり高くなってはきていますが、100%確かな予報というものはありません。

しかし天気予報は当たって当たり前と思われてしまうため、予測が外れたときには苦しい思いをすることになります。

また気象予測はときに生命を左右する非常に重みのある情報です。

台風の進路と局地降水量など、予報を一つ誤るだけで、最悪の場合人命に関わる事態となってしまう可能性もあります。

結果が目に見える仕事だけに天気予報が実際の天候と大きく異なった場合などは、テレビ局新聞社に抗議の電話が来ることもあり、精神的にプレッシャーがかかる仕事でもあるといえるでしょう。

気象予報士を辞める理由で多いものは?

気象予報士は国家資格であり、一生生かせる仕事のためなかなかこの仕事を辞める人は少ないようです。

気象予報士の仕事につくことは一筋縄ではいきません。

気象庁が平成25年度に行った「気象予報士現況調査結果」によると、資格取得者のうち、気象関係の仕事に就いている人は3割程度しかおらず、せっかく資格を取得したとしても気象関係の仕事に就けない人も大勢いるのです。

そのため「資格を取得しても仕事に生かせない」「時間をかけて勉強しても就職に生かすことができない」と考え、気象予報士の資格取得を避けている人も少なくないようです。

資格取得も非常に難関ではありますが、実際に気象予報士の仕事に就いて活躍する方がさらに難しいといえるでしょう。