気象予報士の資格は独学で取れる?

独学で気象予報士をめざすケースも

気象予報士の資格試験は難しいことで知られており、合格率は平均5%ほどと決して高くありません。

しかし、気象予報士試験に出題される問題の範囲や形式はほとんど決まっており、それに加えて書籍やインターネットなどで過去問を入手することもできます。

そのため、通信教育や資格の予備校、スクールなどを活用せず、独学で勉強して気象予報士をめざす人もいます。

独学というと「非効率で手間がかかりそう」という印象はあるかもしれませんが、決してマイナス面ばかりではありません。

大幅な学費の節約になりますし、自分の知識量や生活のペースに合わせて計画を立てることができるので、主体的に学習することが可能です。

また、気象予報士試験の内容は高校や大学で学ぶ地学や物理の延長上なので、理系の分野が得意な人であればすでにある知識をベースにした効率的な学習ができるでしょう。

独学の学習スタイル

それでは、独学の場合はどのくらいの勉強量が必要になるのでしょうか。

これは個人の学力や知識量によって大きく異なりますが、通信教育や予備校の標準学習期間が8ヶ月〜10ヶ月であることを踏まえると、最低でもこれくらいの期間はみっちり勉強することが必要でしょう。

実際、一発で試験に合格する人はとても少なく、トータルで2年〜3年ほどかかる人が多いようです。

「高校で化学や物理をまったく勉強していない」「数学の微分積分がわからない」など、ベースの知識がない人は、長期戦になることを覚悟したほうが良いでしょう。

学習の方法としては、テキストの熟読に加えて、とにかく過去問をたくさん解くというのが基本です。

また、気象予報士の試験には実技試験があり、天気図を見て今後の気象予測を立てて文章化するというような問題もあります。

実技はとにかく数をこなしていくつものパターンを体に叩き込むことが大切なので、過去門を片っぱしから解いて実践力を身につけましょう。

おすすめの参考書、テキスト

気象予報士資格試験に役立つおすすめの参考書をいくつかご紹介します。

『気象予報士学科試験徹底攻略問題集』(資格試験らくらく合格塾;第3版)
学科試験の過去問が網羅されています。各設問の解答・解説が非常に丁寧ですので、基本事項を覚えたらチャレンジしてみると良いでしょう。

『気象予報士試験 実技演習』(オーム社)
実技試験の細かいまとめです。学科試験に自信がついたときの仕上げのための本です。

『一般気象学』(東京大学出版会; 第2版)
題の通り、気象学に関する基本的な事柄が網羅してあるバイブル的な参考書です。試験対策で知らない単語が出てきたとき、いまいち理解が難しいときに助けになるでしょう。
また、資格取得後にも基本事項の確認や日々の勉強の際に役立つこと間違いなしです。