気象予報士とお天気お姉さんの違い

気象予報士とお天気お姉さんの違いとは?

ニュースやワイドショーでお馴染みのお天気お姉さんですが、実は気象予報士とお天気お姉さんはまったく異なる職業です。

気象予報士とは国家試験である気象予報士試験に合格した人を指し、お天気お姉さんは気象情報をテレビなどで報じるアナウンサーを指します。

最近では気象予報士の資格を持ったお天気お姉さんも増えてきていますが、多くの場合では資格習得者は少なく、各メディア企業の中で分析・予測した気象情報をお天気キャスターが報じているのが現状です。

気象予報士の大半は一般企業で働く

現在、気象予報士の資格の所有者は9,000人前後いるといわれていますが、この内、テレビ局などのメディアで働いているのはごくわずかです。

ではほかの有資格者がどこで働いているかというと、ほとんどが民間の企業に専門職などの枠で就職しています。

気象予報士は天気予報だけが仕事ではなく、たとえば天候により収益が大きく左右される農業ビジネスで大いに活躍できますし、あるいは同じ理由で大豆や小麦などの先物取引を行う商社のシンクタンクなどでも専門知識を活用できるでしょう。

ただし、資格があれば引く手あまたというわけではなく、気象予報士の採用人数はそれほど多くありません。

気象予報士の名義貸し問題

気象予報士の資格習得者の中には、テレビ局や新聞社などのメディアに名義貸しを行うケースもまれに見られ、しばしば問題視されています。

気象情報はリアルタイムで気象庁が発表していますので、メディアとしてはその情報をそのまま発表したいところですが、実はそうはいきません。

気象業務法により、予報業務許可事業者(天気予報を行うテレビ局など)は各事業所ごとに気象予報士を在籍させる必要があります。

つまり、気象庁発表の情報を合法的に発表するために、実際には自社内で気象予測をしてなくても、気象予報士の名前を使うのです。

法律違反ではありませんが、暗黙の了解としてメディア業界ではそうしたケースが見られるようです。