気象予報士の一日

気象予報士の一日は?

気象予報士は資格取得後、幅広い分野の職業に就きます。

身近なお天気キャスターの仕事に就くのはごく一部で、大部分は民間の気象会社、一般企業などに務めます。

ここでは企業別の気象予報士の一日を簡単にご紹介しましょう。

民間の気象会社で働く場合

民間の気象会社はクライアントの求める条件の気象情報を分析し、気象予測を提供するのが主な業務です。

クライアントが食料品メーカーの場合だと、丸々一つの季節の気象予想を求められますし、イベント会社だと、コンサートやイベントの当日の天気を求められます。

その時期の気温や湿度、前線の動きなどの条件はもちろん、クライアントに指示された地理的な要因も考えて分析することが必要です。

一般的な勤務スケジュールはこのようになります。

9:00 出勤後、気象庁から送られてきた気象情報を確認
10:00 クライアントの要望に合わせた気象予測を行うための情報を整理する
12:00 昼食休憩
13:00 クライアントと電話やオンラインでの会議で打ち合わせ
15:00 提出する資料の作成
18:00 退勤

出勤すると、まずは気象衛星や気象台のレーダーなどの観測システムから送られてきた気象情報を気象庁から受け取ることからスタートします。

基本的にはこの気象情報をクライアントの求める気象予測に沿った形で分析し、必要に応じて情報収集をするのが仕事の大部分です。

民間の気象会社は社員全体に各々の仕事が割り振られており、昼過ぎから夕方にかけて会議などがあるものの、基本的にはパソコンに向かって分析作業をしたり、電話でクライアントと連絡を取ったりすることがほとんどです。

退社は個人の仕事の進捗状況によってバラつきがあり、18時に上がることもあれば日付が変わることもあります。

メディアで働く場合

テレビ局や新聞社などのメディア関係で働く気象予報士の場合、ニュースで気象情報を伝えるまでの間に気象庁の発表した情報の分析をしなければいけませんので、スピード勝負となります。

とくにテレビ番組のニュースは早朝から深夜まで一日中放送しているので、テレビ局のスタッフや気象予報士はシフトを組んで24時間体制で働いています。

テレビの天気予報コーナーの原稿を担当している気象予報士の場合、夜勤の日はこのようなスケジュールになります。

12:30 昼食を食べた後に出勤し、今日の気象情報の資料に目を通す
13:00 お昼の情報番組の天気予報コーナーに向けて原稿を作成する
14:30 リハーサル後、修正
15:00 情報番組の本番放送
19:00 夜のニュース番組の天気予報コーナーに向けて原稿を作成する
20:30 リハーサル後、修正、キャスターと打ち合わせ
21:00 ニュース番組の本番放送
22:00 放送終了後、スタッフの反省会などを終えて退勤

ニュースで伝える気象情報は気象会社ほど厳密な分析を必要としませんが、ニュースは数時間おきにあるので、出勤してからは情報取得と分析の繰り返しが続きます。

放送直前はとても忙しく、トイレ休憩や水分補給さえままならぬまま本番に突入することも珍しくありません。

緊迫した雰囲気の中でも冷静に対応できるタフな人が、メディアで働く気象予報士としては適任でしょう。