棋士の1日

棋士は、多い人でも1年間で約70局しか戦いません。平均すると週に1局あるかないかで、棋士の1日も、対局があるかどうかでまったく違います。

対局のある日の1日

8:00頃 起床、朝食

前夜は対戦相手の戦法を分析します。そのため、寝るのは深夜になることも多いですが、対局場所は、たいてい東京・千駄ヶ谷の将棋会館です。東京や東京近郊在住の棋士は、当日の朝もゆっくりできます。

地方在住の棋士は、前夜から東京のホテルに宿泊します。また、地方で対局が行われる場合も、前夜から宿泊するのが普通です。

9:00 自宅を出る

対局の30分前には将棋会館に入り、改めて戦法を確認するとともに呼吸を整え、気持ちを落ち着かせます。また、対戦相手が目上の棋士の場合、先に入室して待ちます。

10:00 対局開始

全神経を研ぎ澄ませ、対局を行います。

18:00 対局終了

早ければ17:00頃に終わることもありますが、深夜になることも珍しくありません。食事を済ませて帰宅します。

買って気分がよければ、仲のいい棋士や友人たちと食事をしたり、お酒を飲むこともありますが、負けた時には一人になりたい人が多いようです。

その後、対局を振り返って反省点や良かったところを再確認して就寝します。

対局のない日の1日

8;30頃 起床、朝食

起床時間は決まっていません。その日の予定に合わせて起きます。午前中に予定がなければ、前夜、遅くまで起きていて昼頃まで寝ていることもあります。

対局のない日の予定は、ほとんど自由です。

9:30 自宅を出て将棋会館へ向かう。

10:00 仲間との研究会

棋士には、気の合う数人で研究会を作っている人が多いです。研究会は棋士の自宅か、将棋会館で開かれ、戦法や棋譜の研究をします。たいていの棋士は、複数の研究会に入っています。

12:00 昼食

研究会のメンバーなどと昼食をとります。

14:00 杉並区の知人宅での将棋教室で指導

アルバイトで将棋を教えている人もいます。指導のない日は自由時間ですので、映画を見たり、気に入った場所を訪ねたりすることもできます。

18:00

外で夕食をとります。

19:00 ある企業の将棋クラブで指導

指導のない日は自由時間です。人と会うこともできすし、自宅に帰って休むこともできます。

21:30 帰宅

家でも棋譜の研究をすることがあります。