中学生棋士とは

神童の中の神童

中学生棋士とはその名の通り中学校在学中にプロ棋士になることです。つまり中学生なのに将棋で報酬を得る人であり他の競技ではあまりないことです。

中学生棋士の多くは幼少に頃から「神童」と呼ばれるほど将棋が強い子どもが、プロになっても例外なく活躍しています。

これまでの中学生棋士

過去、中学生棋士になったのは4名のみです。加藤一二三棋士は「神武以来(このかたの)の天才」とよばれ、名人位にも就きました。現在、70歳を超えても現役の棋士として一線で活躍されています。

また谷川浩司棋士は「高速流」とよばれ終盤に相手を追い詰めるスピードがすごく、一時代を築き、名人位を通算5期以上獲得し、引退後永世名人を名乗る権利を有するほどの大棋士です。ちなみに今現在日本将棋連盟の会長をされています。

羽生善治棋士はご存知の方も多いでしょうが、ここ10年以上トップを走り続けている棋士であり、一時は将棋のすべてのタイトル保持者となる、史上初の「七冠王」になりました。

一番最近の中学生棋士は渡辺明棋士です。名人以外の棋戦(タイトル戦)の最高峰である竜王戦を9連覇(2012年現在継続中)しています。また史上最年少(21歳7ヶ月)での最高段位九段になったという天才棋士です。

このように中学生棋士はいずれも将棋界に名を残す大棋士になっているのも注目する点です。

棋士と学校の両立

中学生でプロ入りしたからといってそこで高校に行かず、将棋に専念したかといえばそうではありません。プロの棋士の対局をこなしつつ皆、高校に通っています(加藤棋士は大学まで)。

つまり学生時代に棋士になっても、学校に通いながら活動ができるプロという数少ない競技の一つともいえるでしょう。