キックボクサーの志望動機、ジムへの入門

志望動機は何でも構わない

キックボクサーになりたいと思った動機は、何でも構いません。キックボクシングのジムに入門する際も、「選手をめざしますか?」と尋ねられることがあるかもしれませんが、「なぜ?」と聞かれることはないでしょう。

たとえ聞かれても、その答えによって入門を断られることはないはずです。

ジムには、週に1度だけ通っても、毎日のように通っても、それは本人の自由です。また、トレーニングの内容や程度も、本人のペースに任されています。

トレーニングのメニューや、そのやり方は教えてくれるでしょうが、無理にトレーニングをさせられることはないはずです。

志望動機よりもやる気と実力レベルの方が問題

キックボクシングの基礎が身につき、スパーリングができるレベルに達していなければ、実際にリングで相手と技の応酬をすることもありません。そんなことをしても痛いだけで、ケガや故障につながって危険だからです。

スパーリングができるレベルと判断されても、ジムのスタッフがちょうどよい相手を選んでくれます。

キックボクシングのファイトマネーだけでは生活ができませんし、試合でパンチやキックを受けた時のダメージも大きいものがあります。そのため、志望動機が何かよりも、本人のやる気と実力レベルの方が重視されます。

「キックボクシング」には一般的に2通りの意味がある

キックボクサーになりたいと思うなら、現在の日本では「キックボクシング」という言葉が、狭い意味と広い意味の2通りで使われていることを知っておくも必要です。

もともと、「キックボクシン」という格闘技は、タイのムエタイを参考に日本で考案されたスポーツです。そのため、狭い意味では「日本式のキックボクシング」のことになります。

日本式キックボクシングは、日本を中心に行われているキックボクシングで、ムエタイのルールを参考としていますので、ムエタイと同様にパンチやキックに加え、ヒジ打ち、膝蹴り、首相撲を認めています。

大きく違うのは採点基準で、ムエタイではパンチよりキックの方が高得点になっています。「パンチ軽視」がはっきりしているため、ムエタイの試合ではキックや首相撲による膝蹴りの応酬になることが多いです。

それに対して、日本式キックボクシングは、キックも、パンチも有効打ならば得点が与えられます。そのため、パンチだけで戦っても有効打が多ければ判定勝ちになる可能性があります。

また、ラウンド間のインターバル、ムエタイは2分、日本式キックボクシングは1分となっています。

熱心な格闘技ファンは競技ごとに区別している

日本では、「キックボクシング」という言葉が、「パンチとキックを使える格闘技」という広い言葉でも使われています。

この意味では、タイの「ムエタイ」も、「日本式キックボクシング」も、ひじ打ちを禁止する「K-1」も、投げ技や立った状態での関節技が使える「シュートボクシング」も、欧米で行われている「フルコンタクト」や「ヨーロッパ式キックボクシング」も、すべて「キックボクシング」の一種となります。

ただし、熱心ファンにとっては、ムエタイと日本式キックボクシングは違いますし、ヨーロッパ式キックボクシングのルールを参考にしているK-1は、ムエタイとも、日本式キックボクシングとも違い、はっきり区別されています。