キックボクサーの生活

試合は団体や実力に応じて年間3〜10試合

キックボクサーの試合は、所属する団体や実力によって違いますが、年間3〜10試合です。試合数の多い団体は、毎月のように試合が組まれています。

それでも年間10試合前後ですので、ふだんの生活はトレーニングが中心になります。

キックボクサーは、プロといっても、ファイトマネーだけで生活できません。ほとんどの選手が他の仕事やアルバイトをしています。

一般に、キックボクサーの1日は、早朝のロードワークで始まり、その後、仕事やアルバイトに行くというパターンが多いようです。そして、仕事が終わるとジムに通ってトレーニングをします。

週末も、ほとんど1日中ジムに顔を出してトレーニングをしたり、仲間と話をしたりしているという人が多いです。

練習生やプロ選手がジムを休むのは、平日の1日程度です。もっとも、試合の直前でなければ仕事を優先させ、仕事が忙しい日にはジムワークを休むこともあります。

ジムに通う日数や時間帯は本人しだい

キックボクサーには、他の仕事を優先させている人もいます。日本のキックボクシング界は、団体の数が多く、試合のできる選手が不足がちです。そのため、プロテストの合格基準も低くなっています。

それだけキックボクシングを最優先という人でなくても、選手として続けやすいとはいえます。

どのジムでも、ジムに通う日数や時間帯は決まっていません。他の仕事やアルバイトをしている人が多いので、練習時間やペースは本人に任されています。

といっても、数ヵ月に1度は試合がありますので、練習は時間を見つけて行います。自宅や職場の近くでロードワークやシャドーボクシング、パンチングボール、ウェートトレーニングなどをして補っています。

また、週末にはジムへ通ってスパーリングなどで実戦感覚を養います。

タイにムエタイ修行に行く選手もいる

キックボクサーには、タイに渡ってムエタイの修行をする人もいます。所属ジムがタイから選手を招いて試合をするなどつながりがあれば、バンコクのジムを紹介してもらえます。

また、直接ジムを訪ね、住みこみで練習させてほしいと頼んでも、親日家が多く、開放的な気質のタイ人ですから、たいてい受け入れてもらえるはずです。

また、バンコクのジムでは、子供も含め、ジムに住み込みで練習している人が多く、1人、2人増えても気にしないというジムが多いようです。

住みこみなら、生活費もほとんどかかりません。タイ人選手と同じ生活をして、同じ食事を食べていれば、1ヵ月2〜3万円あれば十分です。そのため、日本でアルバイトをしてお金を貯めれば、長期滞在も可能です。

言葉も、タイ語を少しずつ覚えていけば何とかなります。キックボシングの基礎が身についていれば、タイの選手と試合もできますし、実力があれば、タイのリングでデビューもできます。