兼業のキックボクサー

ファイトマネーだけでは生活できない

キックボクサーの収入は、試合に出場したときのファイトマネーだけです。そのファイトマネーの相場は、1試合につき数万円。チャンピオンでも数十万円といわれています。

1年に試合数は6〜10試合なので、ファイトマネーだけでは生活できません。

そのため、多くのキックボクサーは、本業をもっているか、アルバイトをしながら選手生活をつづけています。

建設会社で正社員として働くキックボクサー

大阪でキックボクシングをする25歳の男性は、建設会社で正社員として働いています。平日は、早朝から高速道路の建設現場に出て働き、仕事が終わると、会社近くのボクシングジムに通います。

建設会社で働いたのは、社長が祖父の知り合いで、キックボクサーとしての活動にも理解をしてくれたからです。

現役引退後も、建設会社で働き続けたいと考えて、大型重機の免許を取得したり、各種の講習を積極的に受講しています。

また、現場では、筋力トレーニングの代わりと思って、積極的に重労働もして身体を鍛えるようにしています。

レストランでアルバイトをするキックボクサー

東京都に住む21歳の男性は、昼間と深夜にレストランでアルバイトをしています。

平日は、午前10時にレストランに入って午後2時まで働き、4時頃にジムへ行きます。2〜3時間練習して7時に店へ戻り、深夜0時まで働いています。

アルバイト先をレストランにしたのは、まかないの食事がついているからです。アルバイトの合間に、昼食と夕食を食べさせてもらっています。

仕事内容は、厨房で料理の仕込みをしたり、皿を洗ったり、片づけです。キックボクシングの試合で顔がはれることがあるので、お客さんと接するウェーターではなく、厨房での仕事に限っています。

兼業は大変だが、好きなキックボクシングができて充実している

勤務とトレーニングの日々は、肉体的にきついものがあります。

それでも大好きなキックボクシングに打ち込み、毎日のようにジムで仲間たちと接する日々は、とても充実しているという選手が多いです。