キックボクサ紅絹(もみ)さん

1984年2月26日東京生まれ。A型。身長:148センチ。所属:フォルティス渋谷。2006年10月29日プロデビュー。戦績:26戦14勝7敗5分1KO(2012年8月1日現在)。得意技:鎖鎌(くさりがま)。入場曲:ONE OK ROCK『完全感覚Dreamer』。WEBサイトの作成、デザインの仕事をしながら、キックボクシングの選手として活躍している。

HP:紅絹ホームページブログTwitter:@momiushi

格闘家という仕事は他の仕事と両立しなければ経済的に厳しい状況だと言われていますが、仕事内容や一日の流れを教えて下さい。

キックボクサーは「仕事」というより、「選手」という形になります。私の場合は、昼間は会社で働き、それ以外の時間で練習をしてます。普段はデザインの仕事をしていますが、勤務時間は10時~20時ぐらいです。キックボクサーとしての練習は、だいたい週5日2~3時間くらいになります。

選手にもよりますが、私の場合、2カ月に1回ぐらい試合をしています。試合があるときもないときも練習の流れはほとんど変わらないですね。ただ、試合前は練習内容がかなりハードになります。

現在、プロとして活躍されている紅絹さんですが、プロになるまでの経緯を教えて下さい。

私の場合はやるからにはプロになろうと思って始めました。女性の場合は、フィットネスから入られる方も多いんで、女性で初めからプロを目指しているのは特殊かもしれないですね。

キックボクシングを始めたときに大学を休学したんです。バイトはしていたので、バイトをしながらプロを目指しました。バイトが終わったら、今と同じく練習を週5日ぐらいしていましたね。

始めてから半年ぐらいでアマチュアの試合に出るようになって、アマチュアで10戦ぐらいしてからプロテストに合格し、プロになることができました。

大学を休学した後、復学はされたんですか?

美術系の大学に入ったんですけど「なんで美術系やってんだろう?これやりたいのかな?」と迷ってしまって、やめたかった時期があったんです。そこで、衝動的にキックボクシングを始めました。

キックボクシングをやって成長したというのもあると思うんですが、「ちゃんと大学を出て、就職しながらやっていった方がいいだろうな」と考えて、あと一年で卒業なんだから、しっかり卒業してからキックボクシングをやっていこうと思い復学しました。

プロになるまでの苦労はありますか?

今活躍している選手はだいたいそうなのですが、普段の仕事もやりながら練習するので、体力面でキツイ部分はありました。今は数年やっているので慣れましたけど。

最初は、昼間バイトをして、終わったらすぐにジムで練習して、またバイトをして、帰ったらすぐ寝て、という感じでやっていたんです。復学をしてからはさらに学校にも行かなければならず、学校、バイト、練習と、すべてをこなしていくのは本当にキツかったです。

苦労してプロとなった今、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

やりがいを感じるのはやっぱり試合の時ですね。なぜ疲れた体で苦しい練習を週5日もやるかと言ったら、試合という舞台でお客さんに見てもらって、そこで自分が勝ちたいからなんですよね。

試合の舞台って、異空間というか、非現実的なところなので、そういうものを求めて試合を楽しんでいるんだと思います。普通の私があそこにいるとなんか特別な感じがするんですよね。