検察事務官の役割

検察事務官が働く検察庁

検察事務官の活躍の場となるのが、全国各地の「検察庁」。テレビドラマやニュースでよく出てくる「○○地検(地方検察庁の略)」といった名前は、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

とはいえ、実際の検察庁が社会においてどのような役割を担っているのかは、あまり知られていないかもしれません。ここではまず、検察事務官が働く検察庁の役割について簡単に追っていきましょう。

検察庁の役割

検察庁は、法務省に属する国の行政機関です。法律により各裁判所に対応して置かれ、「最高検察庁」「高等検察庁」「地方検察庁」「区検察庁」があるほか、高等検察庁と地方検察庁には必要に応じて支部が置かれています。

では、検察庁でいったいどのような仕事が行われているのでしょうか?

各検察庁には「捜査・公判部門」「検務部門」「事務局部門」の3つの部門があり、検察官(検事)や検察事務官は、これらの各職場に配属され、働いています。

たとえば、警察等の捜査機関から送られた刑事事件や告訴・告発事件等について捜査を行ったり、被疑者を裁判にかけるかどうかの判断を行ったり、判決で決まった懲役・禁錮などの自由刑や罰金などの財産刑を執行するのが検察官の仕事です。

そして、検察事務官は検察官の仕事を補佐し、検察官と二人三脚で犯罪の捜査をしたり、逮捕状による逮捕や、罰金等の徴収などの業務にあたっています。

多彩な仕事で検察官をサポート

検察事務官の役割を一言で表せば、「検察官の補佐役」といえるでしょう。

捜査のサポートを行うこともありますし、取り調べに立ち会ったり、犯罪における罰金を徴収したりするほか、押収資料の作成や電話対応などのデスクワークもあります。

さらには、検察庁の総務や会計といった事務業務を担当する人もいます。自らの配属先によって、検察庁におけるあらゆる業務をこなすのが検察事務官なのです。

検察事務官は、検察官の右腕となって彼らをサポートしながらも、社会正義に携わる一員として、そして犯罪のない明るい社会を築くために、誇りを持って仕事に臨んでいます。

ちなみに、検察庁で働く職員は職種別に定員が決められており、平成25年度の場合は「検察事務官等9075人」と発表されています。