検事の勤務地・転勤

検事に任官されると

検事に採用されてからどのような勤務地に赴任するか、新任の時からの流れを説明します。

新任検事は東京地検本庁で、集合的導入教育を受けることになります。ここで、具体的な事件に加え、講義などの合同教育を受け、操作後半に関する基礎的実務能力を修得します。

その後、東京地検本庁または、大阪地検本庁いずれかの地検本庁で、都市部の事件の捜査公判を通して、基礎的実務能力の向上を図ることになります。

この新任検事の時期が1年続いた後、新任明けの2年間は「A庁」以外の地検本庁または大規模支部での勤務となります。A庁とは次で述べますが、大都市のことです。この新任明けの期間では、地方都市の捜査公判を通じて、多様な事件を経験し応用力を身につけることになります。

この時期に、人事院行政官長期在外研究として、アメリカ、イギリスなどに長期または短期の留学を行う人もいます。

次の2年間は、A庁での勤務となります。A庁とは、「東京、立川支部、横浜、さいたま、千葉、大阪、京都、神戸、名古屋」のいずれかの地検本庁または支部のことを言います。

ここでは、大都市の多種多様な事件の捜査公判を通して、実践処理能力の習熟を図ることになります。

A庁明け

A庁での2年間が終了すると、全国の地検本庁または支部で中堅検事として活躍していくことになります。これまでの経験やA庁勤務などを生かし、さまざまな事件の捜査公判を担当するほか、後輩検事の指導なども行います。

この後の勤務は、A庁などの都市部と地方をおよそ2年ごとに行ったり来たりといった形になることが多いです。地方は日本全国どこに赴任するかはわかりません。また、勤務地について、本人の希望が考慮されるとは限りません。

2年ごとに引っ越しすることは結構大変ですが、特定の勢力と癒着しないためにも仕方のないことかもしれません。

これら、A庁明けの期間にも、人事院行政官短期在外研究または法務省派遣による在外研究として欧米諸国などに留学する人もいます。また、法務省、その他の政府機関、国際機関などで活躍する検事も多数います。