検事の資格

司法試験は弁護士だけの試験ではない

司法試験を弁護士になる試験と思っている人もいるようですが、それだけではありません。「裁判官」「検察官」「弁護士」のいわゆる法曹三者になるための試験が司法試験です。

しかし、司法試験に合格しただけでは法曹三者にはなれません。

司法試験に合格した後、約1年間の司法修習を受ける必要があります。修習中は、実務の現場で実際に仕事をしたり、修習所で法律の講義などしてさらに法律知識を身につけていくことになります。

そうして、司法修習の最後に試験(いわゆる二回試験)を受け、それに合格すれば司法修習が修了となります。この時点で初めて法曹三者となる資格が与えられたと言えます。

この二回試験ですが、以前はほとんど不合格になりませんでしたが現在では毎年2~4%程度の不合格者が出ています。2012年12月に修習が修了した65期生の場合46人(受験者2126人中)が、2011年修了の64期生では56人(受験者2047人中)が不合格となっています。二回試験に不合格になると、一年後まで試験を受けられません。

検事の採用面接

司法試験に合格後、二回試験に合格し修習を修了すれば法曹としての資格は与えられます。これで、弁護士にはなれますが検察官、裁判官になろうと思えば公務員として採用してもらう必要があります。

つまり、修習が修了する直前に、検事採用面接が行われるのでそれに合格する必要があります。司法修習所では教官の講義や試験を受けるわけですが、そこでの評価もこの検事採用面接には含まれています。

副検事から検事を目指す

副検事から検事を目指す場合、まず検察事務官として就職することになります。

検察事務官になるには、公務員試験2種または国家公務員一般職(旧3種)試験を受けることになります。公務員試験は幅広く公務員を募集する試験で、検察事務官になれるとは限りません。公務員試験合格後、検察事務官を希望し認められれば職に就くことになります。

検察事務官を一定年月以上勤めれば、副検事になるための試験を受ける資格が得られます。

この副検事に任官するための試験に合格すれば、副検事になることができます。また、副検事を3年以上務めた後に、検察官特別試験を受け合格すれば特認検事(検事)になれます。ただし、副検事から検事になる人は少ないようです。