検事の大変なこと、苦労

勤務時間が長い

検事は国民を代表して、犯罪捜査を行い処理する法律の専門家です。

日本国内の犯罪処理すべてを一手に引き受け、平穏で暮らしやすい社会を守っている仕事なのでやりがいがとてもあります。しかし、その分大変なことや苦労もたくさんあります。

検事は国家公務員ですので、基本的な勤務時間は、始業が9時から、終業は17時、土日祝日は休日となっています。

といってもこの時間どおり仕事が終わり、すべての休暇を楽しむということはまずありません。連日のように、かなり多くの残業をこなしている検事がほとんどです。

検事の所属部署は大きく刑事部と公判部に別れます。特に刑事部の場合、事件によっては夜中に呼び出されたり、ある日時までに仕事をせざるを得ない状況が生まれたり、勤務時間が長くなりがちのようです。

検事の人員は毎年補充されていますが、絶対数は不足しています。そのため、検事一人当たりの仕事量は膨大なものとなり、就業時間だけ考えても一般的な職業に比べ激務といえます。

転勤がある

また、約2年ごとに地方と都会を行ったり来たりする転勤があります。

独身のときは環境の変化に楽しみがあるかもしれませんが、結婚して家族がいる場合などには2年ごとの転勤はかなりの負担に感じる人もいます。

精神的負担

罪を断罪するにあたって間違いがあっては困りますから裁判所が公正な判断を行います。

とはいってもその前段階である検察にも間違いがあっては困りますし、許されることではありません。無罪の人を検事が起訴するような事態が多発すれば、人権を守るどころか傷つける結果となってしまいます。

検事は大きな権力を持つ存在です。ですから、慎重に調べを進め、ミスをしてはいけない、しかし犯罪を見逃してはいけない。これらが要求される以上すべての検察官は、重圧を感じざるを得ません。

もっとも、個人で動いたのでは必ず見落としがあるので、検察の組織は集団で検討を重ねます。検察内部では、つねに上司に報告し、チェックを受ける体制になっています。

その体制に納得し、一人で責任を背負うことにならないので安心と思う反面、内部の人間関係がストレスの要因になることもあるようです。