検察官の階級・出世

検察官の階級

検察官の階級を上から順番に並べると、検事総長、次官検事、検事長、検事、副検事となります。

検察事務官などから試験を受けて検察官になった者は副検事となり一定の期間勤務後、さらに試験を受け合格すれば検事となります。司法試験合格者で検察官に採用された者は、検事からスタートすることになります。

検事総長、次官検事、検事長

検事総長、次官検事、検事長というポストはいずれも天皇の認証を必要とし、検事総長は最高検の、検事長は高等検察庁(高検)の行政事務の責任者で、他の職員を指揮監督します。

また、次長検事は検事総長を補佐します。高等検察庁は東京、大阪、名古屋、広島、福岡、仙台、札幌、高松の8箇所に設置されています。

中堅の検事になるまで

検察官のうち、10人ほどの検事総長、次官検事、検事長を除けば残りはすべて検事、副検事ということになります。

検事のキャリアはまず新任検事として東京地検本庁で講義などの合同教育を受け、捜査公判に関する基礎的実務能力を修得するところからはじまります。そののち、東京地検本庁または大阪地検本庁で基礎的実務能力の向上を図ることになります。

これが最初の1年間、次の2年間は地方都市でさらに研鑽を積むことになります。

さらに次の2年大都市で多種多様な事件の捜査公判を通して実務能力の習熟を図ると、そろそろ一人前の中堅検事と認められます。

検事の出世

中堅検事となるとさまざまな事件の捜査公判を担当するほか、後輩検事の指導なども行うことになります。この間に法務省、その他の政府機関、国際機関で多数の検事が活躍しています。

そうして数年過ごすと、『三席検事』または『小規模支部長』といった中間監督者として他の検事の指導に当たる立場になります。もちろん自身も地方都市の地検の主要な事件・重大な事件を担当します。

次に、『高検検事』『地検次席検事』『地検部長又は大規模支部長』などになります。高検検事は控訴審を担当することになります。地検次席、地検部長又は大規模支部長は、その各庁各部又は各支部の監督者として、他の検事の指導に当たります。

さらに出世すると『検事正』『最高検検事』となり、最高検検事は上告審を担当、検事正はその地検の行政事務の最高責任者として庁務を把握し、他の職員を指揮監督することになります。