検事の1日

勤務時間は長め

検事の身分は公務員ですので勤務時間は決まっています。しかし、一人当たりの仕事の量が多いことや、期限が限られている仕事が多いこともあり帰宅は遅くなりがちです。

普通の日で20時か21時、23時を過ぎることも、ままあります。仕事内容、仕事量を考えてかなりの激務といえるでしょう。

現場に出向くことは少ない

殺人事件の現場で捜査している人のイメージを思い浮かべてみてください。刑事や制服を着た警察官が浮かぶと思います。そのイメージの通り、事件が起こった当初の捜査は、警察官等の捜査機関が行うことが多いでしょう。

それらの資料がまとめられて、検察官の所に送られてきます。その資料を読んで検討するのが第一の仕事です。

必要ならば更に捜査を行い必要な証拠を集めます。参考人や被疑者を取り調べたり、刑事などが行った捜査で不十分な点があれば、その点について再捜査を求めたりします。

検察官も捜査はできますが、犯罪現場に直接出向くことはあまりありません。資料を読んで検討したり、被疑者などの取り調べは、検察庁で行いますので仕事のほとんどは検察庁で行うことになります。

起訴した裁判で陳述するときは、裁判所に出向くことになります。

仕事の進め方

検察官は、それぞれ個人として一つの事件を判断する権限が与えられています。とはいえ、同じ程度の事件でA検察官だと起訴されて、B検察官だと不起訴などあまりに判断がバラバラだと困ります。

そこで組織として同一の判断ができるよう、事件の判断に上司の決裁を受けることになります。

検察官の1日の例

次々事件を処理していくのが、検察官の仕事です。事件によって必要な処理方法が違いますので、日によって仕事内容は異なります。例としてあげると次のようになります。

出勤後午前中は、昨日から扱っている事件の記録を読み検討する。捜査方針をたてて、上司に相談し決済を受ける。この事件の取り調べを、来週行うことになった。

午後からは、他の事件の被疑者の取り調べを行う。この日は時間にして2時間ほど、所要時間は事件によって様々でもっと長いこともある。

取り調べが終わったら、内容を口頭で検察事務官に伝え供述調書を作成する。作成した供述調書の決済を受け、午前中の事件に必要な資料を調べる。本当は午後の事件の書類を仕上げたかったが21時になったので帰宅。

簡単に書くとこんな感じになります。ここでは上司の決済をあっさり通過していますが、何度もやり直しになることもあります。