県議会議員の生活

県議会議員(県議)の生活は、大きく県議会会期中と会期外(閉会中)に分かれます。

また4年に一度の県議会議員選挙の際には、選挙中心の生活になります。それぞれの時期で具体的にどういう暮らしぶりなのか見てみましょう。

県議ってヒマ? 県議会は1年間で約98日だけ

まず、議会会期中の暮らしから紹介します。

県議の職場である議会は、年間平均5.6回開かれ、平均会期日数は約98日になります。

自治体により異なりますが、議会を午前と午後の1日2度開く場合、それぞれの開会時間は、午前10時〜11時、午後1時ぐらいで、通常、午後5時には終了します。

議案にもよりますが、県議一人当たりの議会での質問、質疑時間は1時間程度のようです。

また、県議は、議会の前後などに、自らが所属している委員会が開かれると、これにも出席します。

議会のスケジュールだけみると、「県議はヒマな仕事」に見えますが、県議は限られた質疑時間内に的を得た質問や発言を行い、県議会として適切な議決をするために、議会の準備にかなりの時間と労力をつぎ込んでいます。

県議は、議会で取り上げる県の各種の計画や活動、自らの政策などについて、議会会期中外を問わず、関係者から話を聞いたり、専門家からレクチャーを受けたりなどして調査・研究します。

県議の場合、県全体という広域を扱うため、調査範囲が広く、問題の原因も複雑化しがちなので、同じ地方議員である市区町村議員と比べ、調査・研究により長い時間がかかるようです。

県議は、コツコツ積み上げた調査・研究結果をもとに、会期中、時には夜遅くまでかけて質問や発言の原稿を練り上げるといいます。

また、議会の合間に所属政党の県議との打ち合わせや資料作成を行い、夜は会合に参加し、週末は地元の課題をテーマとしたイベントなどに顔を出し、地元有権者と意見交換をしたりするなど、より良い議会活動のために積極的に情報収集します。

県議会閉会中は県政報告と調査で多忙

議会が閉会したら、県議の仕事の柱は県政報告と調査活動になります。

県議のホームページやブログ、メールマガジンなどのネットツール、自らまとめた県政レポート、地域の有権者を集めた県政報告会などを通じ、議会でどんな議案がどうなったか、自らの考えなども交えて伝えます。

一方、調査・研究活動にも励みます。地元の市議や住民たちからの道路、河川修繕などの要請を受け、現地調査に出向き、必要に応じて要望書にまとめます。

県が直面している課題について、他府県で成功事例があれば視察に出かけ、どうやって対応したのかを研究します。

所属する会派の議会での代表質問をまとめるために、議員仲間と打ち合わせをしたり、政策審議会に参加したりすることもあります。

週末には地元の学校のイベントに来賓として足を運んだり、支援者のあいさつ回りを行います。議会の会期外でも、県議の忙しさは変わりません。

選挙ダイエット!?ハードな選挙戦

日常的に多忙な県議がさらに忙しくなるのが、4年に一度の県議会議員選挙。

一般に、大体選挙の数カ月前から選挙区各地でエリアごとに対話集会や後援会結成式を開き、支持を訴え支援者を集めるようです。

昼間は地域の企業や各種の集まりを回って頭を下げ、夜には支援者を訪ねたり、いろいろな会合に出てあいさつして、深夜に演説の原稿を書きます。

いよいよ選挙が告示されたら、選挙カーを繰り出し、数十カ所での街頭演説、個人演説会、あいさつ回りなどをこなします。

中には過密スケジュールのあまり、選挙の度に体重が減る県議もいるようです。

県政への強い想い、気力、体力の上に、常に忙しい県議の生活が成立しています。