県議会議員の秘書とは

車の運転から調査サポートまで

県議会議員(県議)の秘書の仕事は多岐にわたります。

県議の運転手、スケジュール管理、電話や来客への対応などの雑用をこなす一方、政策立案に必要な資料収集や作成、各種データ管理、後援会や地域活動のサポートなど政治・選挙活動を手伝います。

勤務時間は9時〜17時、週休2日という県議事務所はありますが、一般に、県議は、曜日、時間帯にかかわらず活動しますから、県議秘書も夜遅くまで働いたり、なかなか休日が取れなかったりする場合があると考えておいたほうがいいでしょう。

まして4年に一度の県議選の際には、県議は、選挙の半年ぐらい前からあいさつ回りや、タウンミーティングの開催にいつも以上に力を入れ、選挙運動期間には、寸暇を惜しんで走り回ります。

この時期、県議秘書も県議といっしょに非常に多忙な日々を過ごすことになると考えられます。

県議秘書になるには

仕事内容から考えても、秘書には運転免許とワード、エクセルを扱う程度のパソコン技能は求められるでしょう。ただし、学歴や経験は問わないケースが多いようです。

秘書は知り合いからの紹介が多いといわれますが、ホームページなどを通じ秘書を募集する県議もいます。

中には移住費用は県議持ちで、他県からの応募者を受け入れるケースもあります。

しかし一般からの募集は希ですから、チャンスに恵まれないこともあり得るでしょう。

そういう時には、県議事務所でのボランティアスタッフ活動、NPOなどが行っている学生対象の議員秘書インターンシップへの参加などで県議と知り合い、働きを認めてもらって、県議秘書職への道を開くことも考えられます。

気になる給与は

さて、なんとか秘書職になったとして、給与はどのくらいになるのでしょう。

残念ながら多くは期待できないようです。県議秘書には、国が人件費を負担する公設秘書制度は適用されません。

また、秘書の仕事内容にもよりますが、たいていの場合、自治体から県議に支給される政務活動費では、秘書の人件費の二分の一までしか補てんできません。

残りの人件費は、県議が私費で払うことになります。

ほとんどの県議は、日頃の政治活動や選挙用の資金の積立などで財政的なゆとりがありませんから、秘書の給与をあまり高く設定できないのです。

ある県議の秘書募集情報では給与は16万円〜26万円+職務手当数万円でした。

さらに注意したいのは、県議が万一選挙で落選すれば、県議は無職になりますから、秘書も同時に失業します。

こうしたことを踏まえると、県議秘書で政治の現場を学び、いずれ地方議員を目指すなど、長い目で自分のキャリアを考えた上で県議秘書という仕事を選ぶべきかどうか検討したほうが良いようです。