建築士の資格の種類

「木造」「二級」「一級」の違いとは

建築士の資格にはいくつもの種類があり、資格の種類によって扱える仕事の内容が異なります。

まず、ひとつめの資格は「木造建築士」です。1階または2階建てで延べ面積300平方メートル以下の木造建築物の設計や工事監理を行い、いわゆる木造の住宅をメインに扱う建築士になります。

木造建築以外の建築物を扱うことができず仕事が非常に限定的になるということもあり、この資格の登録者数は全国で1万7000人ほどと決して多くはありません。

次に、建築士になりたい人がまず取得をめざす資格として最も一般的な「二級建築士」の資格です。「二級建築士」は、延べ面積500平方メートル以下の建築物の設計や工事監理を行えるので仕事の幅は広がります。

全国で二級建築士として登録している人は73万人います。

これに対してさらに「一級建築士」になると、あらゆる建築物の設計や工事監理を行うことができるようになります。「一級建築士」の資格は、二級建築士を取得した人が実務経験を積んだのちにキャリアアップのために取得するのが一般的です。

建築業界では最上級の資格であり、多くの建築士がこの資格をめざして励んでいます。一級建築士として登録している人は、全国でおよそ34万人です。

さらなるキャリアアップのために

一級建築士になった後も、さらなるキャリアアップができる資格があります。ひとつは「構造設計一級建築士」で、一級建築士として5年以上構造設計の業務に従事した後、所定の講習を修了し、構造設計一級建築士証の交付を受けた人が取得できます。

この資格を取ると、「構造設計一級建築士」以外の一級建築士が行った構造設計の法適合確認を行うことができるようになります。

同じように「設備設計一級建築士」という資格もあり、一級建築士として5年以上設備設計の業務に従事した後、所定の講習を修了し、設備設計一級建築士証の交付を受けた人が取得できます。

「設備設計一級建築士」以外の一級建築士が行った設備設計の法適合確認を行うことができるようになります。

これ以外にも、建築士として3年以上所定の業務に従事した後、特定の講習を修了した人がなれる「管理建築士」の資格もあります。