建築士の面接

就職試験では面接が重要

建築士の就職試験では、面接試験が合否を決めるうえでの重要な試験となります。建築士は、設計に関する知識やスキルだけではなく、なによりも「人間性」がものを言う職業だからです。

建築士の仕事は、お客さまのなかにある理想の建築物のイメージを、自分なりのアイディアを取り入れながら設計図におこしていくこと。

お客さまがどんな思いでその建築物を建てようとしているのか、どんな趣味をもっていてどんな価値観をもっているのか、正確に把握できなければ、理想の建築物に近づくことはできません。

また、一般家庭のお客様を対象にしている注文住宅の場合は、家族と深い信頼関係を築くことが大切です。マイホームという一生に一度の大きな買い物だけに「この人になら任せても大丈夫!」と思ってもらえなければ、住宅を丸ごと任せてもらうことができないからです。

こうした理由から、建築士には高いコミュニケーション能力が求められます。面接では、礼儀正しい挨拶や清潔感のある服装、物腰の柔らかい話し方や笑顔などの基本を大切にしながら、相手の言葉にしっかりと耳を傾ける姿勢を見せましょう。

お気に入りの建築物は

面接で尋ねられることとしては「建築士をめざす志望動機」や「この企業を選んだ理由」が最も一般的です。

それ以外の建築士ならではの質問として、好きな建築士やお気に入りの建物などを聞かれることもあります。憧れの建築士がいる場合は、その人の手がけた建築物をしっかりと研究して自分なりの意見や共感のポイントを明確にしておきましょう。

また、お気に入りの建物は必ずひとつは答えられるようにしておきましょう。海外の教会でも、国内の美術館でも、自分の生まれ育った家でも、近所の公園や図書館でも良いのです。

自分の価値観やルーツを端的に表すエピソードになるため、よく考えてから答えを見つけておくことが大切です。