結婚・子育てしながら建築士として働ける?

家事や育児と両立するためには

建築の仕事はかつて男性がメインの職場でしたが、近年では女性が進出してきています。結婚や子育てをしても働き続ける女性の建築士も、少しずつ増えてきました。

建築士は国家資格を取得した人だけが携わることができる、非常に専門性の高い職業です。また、建築物をゼロから作り上げるというやりがいも大きいため、この仕事をずっと続けていきたいと考える女性も多いのです。

結婚や子育てと建築士の仕事を両立させるには、乗り越えなければいけないいくつかのハードルがあります。まずは、残業時間をどうやって確保するのかということ。設計の仕事はひとつの案件を仕上げるまでが仕事であり、定時になったら必ず帰れるような仕事ではありません。

納期前には残業が必要になることも多いので、家事や育児をサポートしてくれる人がいることが大切です。

もうひとつは、休日をどうやって確保するのかということ。住宅の設計を担当している建築士の場合は、一般家庭のお客さまとの打ち合わせはどうしても週末に集中します。土日出勤になることが珍しくないので、この場合も家族との時間の過ごし方に工夫が必要です。

ただし、建築事務所によっては、こういった問題を解決させるために、残業や休日出勤がないように配慮してくれるところもあるようです。家庭と仕事とのバランスをとりながら、自分なりの働き方を見つけていくことが大切です。

独立開業という選択も

結婚生活や育児を優先するために、一般的な事務所での勤務が難しいと考えたときには、思い切って独立開業するという選択もあります。

設計の仕事はCADなどの基本的なソフトウェアを置いておけば、自宅でも仕事をすることが可能です。自宅と事務所を一緒にしてしまうことで、家事や子育てをしながら仕事を続けることもできます。

独立開業にはさまざまな苦労も伴いますが、結婚や子育てと仕事を両立させたい女性建築士にとっては、ひとつの有効な手段と言えます。