経理の1日の流れとスケジュールを紹介

経理の業務スケジュール

経理は、一般的な企業の勤務スケジュールと同じようなスケジュールで働きます。

勤務時間は9時~18時が目安となり、契約社員や派遣社員の場合はもう少し短いケースもあります。

基本的に業務は定時で終わりますが、月末や決算期には業務量が増えるため残業になることも多いです。

その場合、必要な仕事が終わるまで帰れず、21時、22時まで残って仕事をすることもありますし、休日出勤を余儀なくされることもあります。

会計用のシステムが整っている企業ほど業務は効率的で残業も少なくなる傾向があります。

上場している企業は会計情報の開示についてさまざまなルールがあるため、決算期には特にスピード感のある仕事が求められます。

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メーカー企業で働く経理の1日

09:00 出勤
メールチェックや今日の業務内容の確認を行った後、通常の業務に入ります。
09:30 出納管理
売掛金の入金や引き落としなどの出納状況を確認するため、金融機関の残高や入出金状況の確認を行います。
10:30 起票・整理
前日分の取引について、仕訳が発生するものの伝票を作成し、関連する書類とともに整理、ファイリングを行います。
13:00 銀行へ
社内で使う小口現金の準備のため、銀行で直接お金を引き出します。
14:00 経費清算
出張の宿泊費や交通費、資材購入などの経費について、領収書を確認し、払い出しや事後の清算処理を行います。
15:00 データ入力・集計業務
発生した受注、出荷、売上などの情報を日々に会計システムに入力します。
16:00 給与計算について人事と相談
給与計算の支給額について、金額や確認が必要な項目について労務担当者に確認します。
16:30 与信調査・情報収集
新しく取引を行う予定の企業に対して、財務状況や過去のトラブルの有無などを確認して取引相手として問題ないか確認します。
17:00 事務処理
請求書や領収書などの書類の発送・受け取り、ファイリングや、社内の連絡事項の確認などを行います。
18:00 退社
基本的には定時で帰宅できますが、期日が決まっている仕事が残っている場合は残業する場合もあります。

繁忙時期の経理の1日

8:45 出勤・事務処理
早めに出社し、メールチェックや1日のタスクの整理を行って早めに業務に取りかかれるように準備します。
9:00 出納管理
月末や決算期だとしても企業活動に伴うお金の動きがあるため、入出金の状況の確認は欠かせません。
10:00 起票・整理
前日分の取引について、伝票作成や関連書類の処理を行います。
11:00 決算書類作成
決算書類の作成のために必要な作業を行います。
12:00 昼食
忙しい時期は、食事をしながら部内でミーティングを行い、必要なタスクについて確認する場合も少なくありません。
13:00 決算書類作成
作業の続きを行いながら、確認が必要な部分を関係者に問い合わせます。
16:00 データ入力・集計
発生した受注、出荷、売上などの情報を日々会計システムに入力します。
17:00 事務処理
請求書や領収書などの書類の発送・受け取り、ファイリングなどを行います。
17:30 残務処理
振込用データの作成や、決算に関連した報告資料の作成、社内の事務処理など
20:00 退社
この時期は定時よりもスケジュールが優先され、スケジュール通りにタスクが進んでいない場合は残業になります。

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IT活用によって効率化が進んでいる

金融機関に直接行く必要がなく振込などが行えるインターネットバンキングや、会計システムを活用する企業が増えています。

これらは会計業務の効率化に非常に役だっており、昔と比べると業務が正確かつスピーディーに進められるようになっています。

それに伴って経理部署での残業や負担は大きく減っています。

こうしたツールを上手に使いこなせるかどうかは、経理実務においてますます重要になるでしょう。

経理の休日

土日の週休2日制になっている会社がほとんどで、サービス業などの場合はシフト制になっているところもあります。

金融機関との関わることの多い職種であるため、金融機関の休日に合わせている場合も少なくありません。

サービス業などで土日祝日なども動いている企業の場合、最低限の人数だけで休日の業務を回すこともあります。

休日に出勤した場合には平日に代休が取れるようになっており、決算業務などで多くのメンバーが休日出勤を行った場合には、全体の業務に支障が出ない範囲で交替しながら代休を消化します。

経理は休日中に問い合わせが入ることもないため、基本的には落ち着いた休日を過ごすことができるでしょう。