刑務官の転勤

転勤が行われる目的

刑務官は国家公務員であるため、転勤は避けられません。刑務官に限ったことではないかもしれませんが、長期間同じ場所に勤務しているとさまざまな弊害が起こることがあります。

刑務官にも特有の事情があり、それを防止するために転勤は組み入れられていると言います。その他には職員もいろいろな業務や、未知の環境と人間関係で経験を積ませた方が刑務官としての能力も向上し、任務の遂行能力にプラスとなるとみなされています。

転勤しないことの弊害

刑務官は特殊な環境の中で毎日を過ごし、施設の出入りなども厳しく制限されています。

同じ役職や施設にずっと居続ける場合、同僚や受刑者との間に過度の馴れ合いや感情的な対立関係などが起きるなど、好ましくない現象も生じてきます。そういったことが原因の不祥事は時折メディアを騒がしてしまいます。

また閉鎖的な環境で同じルーティーンワークが毎日のように続くと、マンネリ化で勤労意欲と能率の低下なども起こりがちです。

転勤の現状

こういった理由から地位や場所を問わず、一定期間を置いた転勤は時折見られます。

刑務官の転勤に特徴的なのは、階級によって転勤期間の割合と転勤先に変化が出てくることです。これは一般企業の管理職にあたる地位とその他の違いと考えれば分かりやすいかもしれません。

下級職員の異動の場合は主に8~10年ごとに起こり、異動先も近辺や同管区内のことが多くなります。下級や新人の刑務官だけ考えるなら、公務員の中では転勤は少ないほうだと言えるかもしれません。

しかしながら幹部や上級職員になるほど期間は2~3年おきになり、転勤先も管区に関係なく全国津々浦々の施設を回ることとなります。