刑務官の離職率

楽な職場環境ではない

他の職業と同じく、刑務官にも一定の離職する人間がいます。刑務官は精神的、肉体的にハードなため、離職する人も多いと言われています。

犯罪に関連した受刑者と日夜応対せねばならず、中には粗暴であったり、問題行動をとる人間もいます。こうした人たちと対峙し、平穏な生活を保たねばなりません。

また刑務官は組織文化的に体育会系な所があり、上下関係も厳しいところが多いようです。リラックスして仕事をするという雰囲気はないと考えておいたほうが良いでしょう。

近隣の官舎に居住していることが多く、家族ぐるみの付き合いができる反面、私生活でもストレスにもなる部分があります。刑務中は刑務官らしい態度で行動せねばならず、施設によっては笑顔を見せたりするのも禁じられている所もあります。

こうした精神的な要素に加えて、日夜の武道や護身術の訓練、また時には24時間にわたる夜勤、休日出勤や超過勤務など体力的に音をあげる人もいます。

「公務員」が志望理由だと厳しい

こうした生活に耐えられる身体能力があったり、過去に運動部に所属して体育会的な人間関係に慣れているという人は特に問題なく仕事をすることができるでしょう。

ですが、そうした環境に慣れていない場合はしばらく苦労するかもしれません。実際、刑務官の試験に合格しても最初の研修の段階で脱落する人間もかなりいると言われています。

また近年では収容される人数が増加し、一人の刑務官が対応する人数も高くなってきています。一人あたりの日本の刑務官が対応してる受刑者数が先進国の中で一番高いというデータもあり、刑務官の負担は増している状況です。

近年、公務員職は人気が高まり、刑務官を志願する人数も増えています。ですが職業としてはこうした厳しい面があることは覚えておいたほうが良いでしょう。「公務員だから」という理由だけでなく、刑務官の仕事に魅力を感じる人でないと続けていくのは難しいかもしれません。