刑務官の資格

資格は必要ない

一般職の刑務官であれば採用されるのに特殊な資格は必要ありません。普通の公務員と同じく、年齢や身長体重、運動能力、政治思想や経歴などに制限があるだけで、強いて「資格」と言うならば通常の刑務官の採用試験に合格することぐらいしかありません。

採用試験に合格後、刑務官の初等科研修を終えることができれば刑務官として働く道が開けます。

その他には体力勝負であり、公安職務の一つであるので、武道やスポーツを行っていて身体が強靭であることが望ましいといった程度です。また研修などでは基本的な刑法の授業など法律や憲法の勉強は必要となってくるので、個人的に素養として勉強していても損にはならないでしょう。

また、受刑者の実技指導に役立つ資格や最近では外国人の受刑者も増えてきているので外国語のスキルなど、そういった実地に役立てるようなプラスアルファとなる資格があれば、ある程度有利になるのは確かでしょう。

昇進するためには研修が必須

刑務官に採用されたのち、将来的に階級を上げ、昇進を望む場合にはいくつか条件があります。

いわゆる中間管理職クラス程度の昇進には中等科研修を修了していることが必要となります。勤続2年以上で受験可能ですが、初等科の研修の時点で優秀な成績を修めていると、特例で勤続1年で受験可能です。

さらに上級の管理職も高等科研修の試験の合格と研修修了が必須となります。ただし、勤続年数やポストの問題で、研修に合格しても昇進時期が遅くなるといったことはあります。

なお、国家公務員総合職(旧Ⅰ種)合格者で法務省職員となり刑務官勤務を選んだ場合、幹部候補生のいわゆる「キャリア」となりますので、管理職相当の看守長から階級はスタートします。