女性の刑務官

試験内容は男子と同じ

昭和48年から女性にも刑務官への門戸が開かれました。刑務官採用試験では刑務Bに分類されます。

基本的な採用試験の内容は男性と同じですが、違いとなる部分には、採用枠が女子の方が男性の半数以下と少ないこと、体力検査の最低基準が男性よりも低く設定してあること、身長と体重の欠格となる基準が、女性は148cm未満、40kg未満であることなどがあります。

配属先としてはほとんどが女子刑務所ですが、女性刑務所に男性刑務官が少数いるように、少数は男子刑務所にも配属されます。

経済的、精神的な独立ができる

言うまでもなく公務員は不況に強く、業績不振による解雇などもありません。また、刑務官は一般的な事務職の公務員よりも給料や手当の分で若干恵まれています。そのため経済的な独立がしやすいと言えるでしょう。

公務員という安定した職場のため、民間が不況で厳しい昨今では、伴侶の男性が逆に刑務官の女性の「主夫」のような立場となるケースも見られるそうです。

また仕事の内容自体が体育会系的な文化や精神的・肉体的な強さを要求されるものであるため、普通の女性よりも精神的な独立心を養いやすいといいます。

福利更生

出産や育児にともなう休暇を取得することが認められています。またその他の介護などの休暇取得も女性の方が取りやすいと言われています。

問題となる点

男性と同じく、閉鎖的な環境の中での人間関係が問題となることが多いです。特に女性刑務所の場合、職場が女性だらけとなるので看護師などと同じく、女性の多い職場特有のあつれきなども起こりがちです。

女性の場合は特にこの職場での人間関係など精神面でのプレッシャーがきつい傾向にあるそうです。警備、制圧など力が要求される部署では男性が配置されていますが、それでもやはり体力的に男性よりも追い込まれる点があると言われています。