刑務官は結婚、子育てしながら続けられる?

待遇は充実

女性刑務官の採用人数は男性刑務官の半分以下程度ですが、以前と比べると増加してきており、今後は社会の男女雇用機会の均等によってさらに増えていくと思われます。

刑務官は給料や福利厚生はある程度優遇されている所があるので、増加と同時に結婚や出産に対する福利厚生も充実していくと思われます。刑務官には家族と共に敷地内の官舎住まいの人間もいるので、環境を気にしないならば、近場での子育ても可能であるかもしれません。

現在の制度でも結婚や出産に伴う休暇は組み入れられています。出産の場合は最長で三年ほどの休暇を原則的にはとることができます。基本は週休二日制で、子育てがある場合は夜
勤などのローテーションも配慮してもらえる場合があるそうです。

不況の昨今、公務員として安定しているところがあるので、妻が刑務官としての激務をこなすかたわら、夫となる男性が「主夫」業を果たして、家庭で子育てをしている所もあるようです。

休暇は取りにくい?

しかしながら、配属先の状況などによっては制度が十分に活用できないケースがあります。現在の人員でも人手不足の施設の場合、法定休暇でさえ出勤となってしまったり、超過勤務や非常召集が増えていることがあります。

特に新米の時代や階級が低い間は休暇がとりにくいとも言われています。

また女性刑務官は女性刑務所など女性の職員などが大半を占める部署に配属されることが多く、いわゆる刑務官という特殊な組織文化があるのに加えて、女性独特の人間関係で苦労する人もいるようです。

そのため子育てのための休暇としても頻繁には取りにくいというケースもあるそうです。

精神面での影響

刑務施設では、女性の刑務官であっても、受刑者に対して厳しい態度や、軍隊的な振る舞いも求められます。いわば「男まさり」的な精神力も求められます。

一日に接する相手の大半が受刑者であり、問題行動を起こす囚人に懲罰行為を与えるケースも出てきます。また上述した職場での上下関係に基づく抑圧も存在することが事実です。

男性刑務官でも精神的にまいってしまう人もいるぐらいですので、女性刑務官も人によっては同じケースがでてくるでしょう。また子育てという神経と体力と情操を使うものは心への負担が大きいものです。

家族持ちの刑務官も当然いますが、個人の性格や資質によっては職場のストレスが子育てにも影響を及ぼす面も出てくるかもしれません。仕事を続けながら子育てをする場合、伴侶となる男性との上手な協力関係が欠かせないこととなるでしょう。