経営企画の資格、スキル

データ分析力

経営企画の核になる仕事は、経営計画の策定・管理。これらの仕事にデータ分析は不可欠です。

計画を策定する時には、自らまとめた市場予測をもとに事業部門から提出された予算を分析し、その数値が適切かどうかを検討します。

計画がスタートしてからは事業部門の予算と実績をさまざまな視点で比べて、差異が生じた理由を明確化し、対策を講じたりなどします。

データ分析は経営企画にとって必須科目といっていいでしょう。

データ分析は会計学、統計学などを学んで磨きます。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングも経営企画に欠かせないスキルの一つです。

複雑に見える情報を筋道立てて整理・分析するロジカルシンキングで、企業や事業部門の課題やその解決策を抽出します。

ロジカルシンキングは、通常フレームワークと呼ばれるいくつかの考え方のパターンを使って進めます。

これらのフレームワークを解説した専門書などに目を通し、練習し使いこなせるようになると、ロジカルシンキングもスムースに行えます。

コミュニケーション力

コミュニケーション力は、職種を問わずビジネスで求められるものです。

経営企画も例外ではありません。事業部門との予算調整、立案した施策を現場で実行に移す時などは、とくに高いコミュニケーション力が必要になってきます。

相手の立場や思惑などに考えを巡らせ、配慮しながら意見を聞く一方、こちらの考えも伝え、理解を得て妥協点を探らなければなりません。

また、コミュニケーション力のひとつであるプレゼンテーション力をつけることも大事です。

経営企画は、経営陣が集う経営会議や株主を前にしての株主総会などの運営を任されることもあります。

かなりのプレッシャーがかかる中で、相手に合わせたわかりやすい表現をしたり、いきなり投げかけられる質問にもポイントを押さえて的確に答えたりできるレベルを目指します。

資格・学位取得とその効果

最後に経営企画と資格について触れておきましょう。

中小企業診断士や公認会計士などの資格、MBA(経営学修士)などの学位の取得は、その過程で経営や会計などの基礎を習得できるので大いに励んでいいでしょう。

ただし、多くの場合、これらの資格や学位は、経営企画職に就く上での決め手になるわけではありません。

経営企画への配属は、あくまでも実務経験や実績重視で決定されるからです。

資格取得に忙しくなり、目の前の仕事がおろそかになっては経営企画職はかえって遠のいてしまいます。この点を注意したいところです。