家庭裁判所調査官になるには

裁判所職員採用総合職試験(家庭裁判所調査官補、院卒者区分・大卒程度区分)に合格することが必要

家庭裁判所調査官は国家公務員のため、まず裁判所職員採用試験の総合職試験(家庭裁判所調査官補,院卒者区分・大卒程度区分)に合格することが必要となります。

この試験は、人事院の実施する国家公務員試験とは別の独自試験になりますが、キャリア官僚を目指す人が受験する旧国家公務員Ⅰ種試験と同等レベルの試験といわれており、非常に難易度の高い試験となっています。

そのため、国内でも有数の大学出身者や法科大学院卒業者などからの受験者も多くなっており、試験合格のためには相当の受験勉強をする必要があるでしょう。

受験資格としては、年齢制限と日本国籍でない人や国家公務員法で制限されている人以外はチャレンジのできる試験です。

試験では人物が重視される

採用試験の配点比率のうち、人物試験が6/15と大きな割合を占めています。

これは、家庭裁判所調査官が家族や少年の人生の重要な岐路に立ち、寄り添いながら仕事を進めていく役割を担うことから、人間性が非常に重視されるからだと考えられるでしょう。

そのため、試験勉強では知識だけでなく、家庭裁判所調査官にどうしてなりたいのかという志望動機、また自分はどういう人間なのかをアピールできるような面接対策も重要です。

上位合格が必要

また、家庭裁判所調査官補は試験の上位合格者順で採用されるため、高得点で合格することが必要となります。

研修を経て家庭裁判所調査官へ

家庭裁判所調査官補として採用された後に、裁判所職員総合研究所に入所し、家庭裁判所調査官として必要となる法律や心理学などの専門知識や実務について、約2年の家庭調査官養成課程の研修を受けることとなります。

この研修を修了することで、家庭裁判所調査官補から家庭裁判所調査官に任官されることとなります。