官僚のつらいこと、大変なこと、苦労

官僚批判への覚悟

「官僚批判」という言葉があるように、いま、官僚はメディアなどを通じて叩かれる傾向にあります。もちろん、官僚といっても大勢の人がいますし、国民に対して悪い印象を根付かせている官僚は、あくまでも一部の人でしかありません。

しかしながら、官僚の世界は一般市民にとってはなかなか見えにくいものであり、メディアが流すイメージがすべてになってしまう現実もあります。こうしたなか、自分自身がいくら頑張って仕事をしたとしても、周囲の人々に「官僚だから」というネガティブイメージを抱かれてしまうこともあるのは事実です。

官僚になれば「国を背負う」という誇りが持てる反面、そうした世間からの厳しい声にも立ち向かっていく勇気が必要になります。

キャリア官僚は激務の日々

配属先にもよりますが、官僚の仕事はハードなことで知られています。特に、入省してからの数年間は「下積み時代」として大変忙しく、日が変わってからの帰宅はもちろん、朝方まで働くことも珍しくないようです。

また、幹部候補であるキャリアになれば、想像を超える忙しさが続きます。定時に退庁できることはほとんどなく、特に国会会期中や予算獲得の時期は徹夜で働くこともあります。

強靭な体力と精神力、そして自分の担っている仕事に対する誇りやモチベーションが保てなければ、続けていくことは難しいかもしれません。

担う責任の重さ

官僚は、法律や税制の仕組みなど、この国の新しい制度を自ら作り上げていくことができる立場にいます。各業界の一流の人々とも直接的に関わるチャンスが多く、非常に刺激的でやりがいあふれる仕事ができるはずです。

その反面、かなりのプレッシャーを味わうことにもなります。億単位ものお金を動かすこともあり、失敗は許されないという責任の重さをひしひしと感じる場面に何度も遭遇することでしょう。

官僚になれば、自らが国を代表する存在であるという大きな誇りを味わえますが、同時に強い責任感や使命感が求められるのです。

厳しい出世競争

難しい試験をクリアして官僚になったとしても、その後は厳しい出世競争が待っています。

キャリアになっても自動的に出世できるのは課長クラスまでとされており、それ以上にいくためにはライバルの中でも優秀で能力があると認められる必要があります。

出世競争に敗れると、外局や地方公共団体などへの出向を余儀なくされたり、疲れて退職してしまう人もいるようです。

出世できる人とできない人がハッキリ分かれる点も、官僚の大変なところだといえるでしょう。