官僚になるには

国家公務員採用総合職試験を受験

「官僚」という言葉は法律で明確に定義されていませんが、一般的には「国家の政策決定に影響力を持つ国家公務員」のことを指して使われます。

官僚になるためには、「国家公務員採用総合職試験」を受けて合格し、各省庁に採用される必要があります。

この試験は、かつての国家公務員1種試験と同等のものであり、非常に難易度が高いものとして知られています。

国家公務員総合職試験について

国家公務員採用総合職試験は、「院卒者試験」と「大卒程度試験」の2つの区分で実施されます。

院卒者試験は「大学院修士課程または専門職大学院の過程を修了した者(および修了見込みの者)」、大卒程度試験は「大学を卒業した者(および卒業見込みの者)」といったように、それぞれで受験資格が定められており、年齢制限もあります。

試験はいずれも第1次試験(筆記試験)、第2次試験(筆記と人物試験)の二段階で実施されます。

最終合格者の中から官庁訪問へ

最終合格者に選ばれたとしても、すぐに採用内定となるわけではありません。

最終合格者は、試験区分ごとに作成する採用候補者名簿に記載され(3年間有効)、その後、各省庁での面接などが行われたうえで採用の可否が決まります。

これが、いわゆる「官庁訪問」といわれるものです。

官庁訪問では、決められた期間内に自分が入庁を希望する省庁へ出向き、担当面接官との面接を行います。ここで、適性や人間性などを厳しく見極められ、合否が決定します。

受験資格を満たしていれば誰でも試験を受けることはできますが、官僚への道のりは厳しく、実際には東大をはじめ、超難関大学および大学院に通っている人が採用されるケースが多くなっています。

こうした難関の試験を突破してきた官僚が、いわゆる「キャリア」と呼ばれています。